ALL YOU NEED IS SAKE!

2024/01/12

歳の始めは垂れ口で!

たいへん、たいへん遅ればせながら、皆様あけましておめでとうございます。

今年もなんやかんや更新してまいりますので、お付き合いいただけますと幸いです。

いやぁ〜、元旦の晩にブログをアップしよう、などと考えていたらあの地震です。

翌る日には航空事故と・・・。

なんだか暗澹たる気持ちの2024年のはじまり。

2011年のことを思い出したりして、なんとなくココログを開くのを躊躇っていました。

そんな中、そう!昨日ですね。

突如舞い込んできた、ももいろクローバーZの百田夏菜子の結婚の報!

どことなくアンダーな気持ちに、ぽっと小さな綺麗な花が咲いた感じがしました。

そう、2011年の時も彼女たちに気持ちを軽く、強くしてもらった。

アイドルとは、そういうものなんですね。

と、いうわけで「地酒星人」の2024年のスタートです。

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今年は辰年という事で、龍にちなんだ名の酒を年初に味わいたい。

そこで入手したのが九頭龍の垂れ口。

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福井の黒龍酒造の造る酒です。九頭龍川から名付けられたんでしょうか。

九頭龍というとお燗酒のイメージありますが、“垂れ口”ですから冷やしていただきましょう。アルコール度数は18°で、がつんと来る旨みを期待して・・・。

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うん、期待にそぐわぬパンチある飲み口。香りもよく、日本酒を飲み始めた頃の感動を思い出させてくれる酒です。

元旦の朝からいただくと酔いの周りが早くて良い気持ち。

ただ、すごく濃口の酒なのでしばらく飲んでいると飽きが来やすい。

そんな時は、少し水で割っておげると軽快さが出てきて、また美味しくいただけます。

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美味しいお酒でした。ごちそうさまでした!

黒龍酒造さんは今回の地震で大きな被害は発生していないとの事、なによりでした。

皆様、今年もよろしくお願いいたします。

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2023/05/31

吉祥寺「にほん酒や」で至福の休日!

三鷹に越してきて吉祥寺エリアにちょくちょく行くようになったのですが、このお店にはまだ行けてませんでした。

「にほん酒や」さん。

念願かなって休日の昼過ぎに訪れることに・・・。

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吉祥寺東急前からひとつ入った道をてくりてくり。

駅から徒歩7〜8分といったところ。

店内には古くて懐かしい小物がたくさんあって、不思議な空間を創り出していました。

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カウンターの隅に落ち着いて、まずは泡を。

「kotiビール」は岡山の自然酵母、瓶内発酵なのだとか。

滑らかな旨みを感じます。

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この日は“おまかせ5皿”をお願いして、お酒もそれに合わせてもらいました。

まずは鯉川・特別純米を冷やで。

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お造り盛り合わせ。小肌がうれしい。

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面白いのがこの盃台。かなり古いもののようです。

(一瞬灰皿かと思っちゃいました)

家でも使ってみたいなぁ〜。

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酔右衛門・山廃純米。

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酒肴の盛り合わせ。説明をしてもらったのですが、忘れちゃいました(汗)。

左上の黄色いのはポテサラです。

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京の春・特別純米原酒。こちらはお燗にて。落ち着く深みのある味。

先日、NHKの「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」で、ここの蔵元が紹介されたそうで。

六角ファンの妻、大喜び(笑)。

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すまし汁に玉子豆腐と大豆が。

これは優しくて好きな味でしたね〜。

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十旭日・純米生原酒。ガラス製の名前入りお銚子で。

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かき揚げ。桜海老などが入っています。

サクサクと箸が入り、しっかりとした味で好みでした。

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竹鶴・秘傳純米。もちろんお燗です。

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こちらも酒肴盛り合わせ。玉子焼き、鶏の煮凝り、鰹(?)の血合い、チーズケーキ的な何か?

(ちゃんと説明は受けてるんですが、忘れました)

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上の写真の“チーズケーキ的な何か”に合わせて欲しいとリクエストして登場したのが・・・。

伊根町 夏の想い出。「京の春」と同じ京都・向井酒造さんの焼酎麹仕込みの純米酒。

さわやかな甘酸っぱさがあって、まさに夏のメモリー。

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そして最後にいただいたのが醸醸(じょうじょう)。

鳥取県の梅津酒造さん。平成三年酒造年度の大古酒。見事な色!

大変なコクあり、だけど飲みやすい。なかなか味わえないお酒ですね〜。

「にほん酒や」さん、至福の時間でした。ごちそうさまでした!

是非また訪れたい居酒屋でした〜♪

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2023/01/01

謹賀新年&黒龍・八十八号!

皆さま、明けましておめでとうございます。

本年が平和で多くの美酒をいただける年であることを祈念いたします。

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年の初めの酒は少し贅沢に。

黒龍・八十八号。2021醸造なので熟成が進んでいるんでしょうか。

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華やかでありながら、抑制の効いた吟醸香。飲み口は柔らかく。

酸味もしっかりあって、味のふくらみも感じます。

それぞれの味がくどくなく、さっと去るところも黒龍らしさ。

良いお酒です。

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今年も良い酒にたくさん巡り会えますように・・・。

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2022/11/04

大阪屋酒店で燗ガエル!

吉祥寺に良い酒屋さんがないかと探してみるとヒットしたお店。

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なんとなく歴史のある佇まいの店をイメージしていましたが、行ってみると新しくてモダンで明るい感じの店内でした。

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有名な地酒もたくさん置いてあるんですが、それとは別に初めて見るお酒が多いのが面白い。

はぁ〜、なんとなく地酒がわかったつもりでいましたが、こんなに知らない酒があるんだ。

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この店は角打ちもやっているようです。

この日は時間がなかったのですが、近いうちに試してみたいです。

さて、変わったお酒の多いこの店で選んだのがこの一本。

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何やら楽しいラベル。好きなタッチのイラストです。

燗ガエル(北島酒造店/滋賀県湖南市)。

大好きな酒米・玉栄を使っている純米酒。さらにはお燗向きのにごり酒。

そして生酛です。

これは飲んでみるしかないでしょう!

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このお酒、開封時と1週間経った頃ではかなり違う味わいでした。

もちろんどちらもお燗で試してみました。

開封時、玉栄らしい旨味とコクのある味わいですが、嚥下時に感じられると思った酸味がほとんど無いのです。

「来るぞ〜」と待ち構えていた酸がなく、待ちぼうけをくらわされた感じ。

しかし、開栓1週間頃からは期待していた酸味が俄然現れてきます。

上記の旨み、コクは変わりませんが同時にぐわっと酸味が押し寄せます。

去り際ではなく、あくまで同時に。キレも良くなりました。

いやぁ〜、変わった味ですね。もしかしたら時間が経つにつれてまた味わいが変わって来るのかもしれません。

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大阪屋酒店さんで、また面白いお酒を見つけたくなりました。

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2022/07/19

竹鶴を飲みたくて、西荻窪・三ツ矢酒店!

ある休日、無性に竹鶴を飲みたくなりました。

考えてみると、もう一年近く竹鶴に接していません(!)。

我が家(三鷹)から一番近い竹鶴を売っている店はどこか?

つらつら考えてみるに、ありました!

三鷹から二駅、西荻窪の三ツ矢酒店

そういえば、人生初の竹鶴もこの店で購入した「小笹屋竹鶴」。

初めて訪れた際の様子(2005年の4月)をブログにアップしていました。

いざ、久々の三ツ矢酒店へ!

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店の外観は2005年時と変わっていないようですね。

酒屋さんらしくない、シンプルでスタイリッシュな建物。

店内の様子も以前とだいたい同じ感じでしょうか。

個々の酒につけられた手書きのPOPが良い味を出しています(手書き大好き)。

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期待通り竹鶴も揃っておりましたよ。

その中から、小笹屋竹鶴と雄町純米をチョイス。

ウキウキしながら家路につきました。

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さて、その小笹屋竹鶴です。
大和雄町を使用した純米原酒。アルコール分はなんと20°!

製造年月日は2018年2月。

このお酒はやはりお燗でいただきましょう。

ちょっと割水をすると良い感じに。

原酒でありながらも熟成により角が丸くなった印象。

なんとも言えない旨味が感じられ、力強い酸がキレを呼ぶ。

美味いです。

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黄金色をした瓶内を漂う沈殿物もまた愛しい。

小笹屋竹鶴、大好きですね〜♪

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2022/07/12

三鷹・宮田酒店で本紀土!

三鷹に越して来た時から、また行きたいなと思いつつ足が向いていなかった宮田酒店さんへ。

前回訪れたのは、なんと2005年の5月でした。その時のことを記事にしていましたよ。

さて、およそ17年(!)ぶりに再訪。

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以前の記事の写真と比べると、どうやら建て替わっているようですね。

鶴齢ののぼりと、店の前のコカコーラのベンチの組み合わせが面白い。

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お店の中はとても綺麗で清潔。各地の名酒がきっちりと並べられています。

その中から、この日は「本紀土・純米吟醸」をセレクトしました。

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五百万石のお酒を久々に飲むな。

うっすらと果実味を感じさせる香り。

とってもソフトで優しい口当たりのお酒です。

アルコール度数が13°なので、そのせいでもあるようです。

二日目以降は若干味乗りもしてきましたが、綺麗な印象はそのままですね。

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盛夏になって、胃が疲れた時なんかに良いお酒なのかもしれません。

ごちそうさまでしたっ!

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2022/06/17

黒龍・夏しぼり!

この季節、酒店へ行くと“夏酒”が並んでいますね。

これもそんな中の一本。

黒龍・夏しぼり。

黒龍酒造さんの地元、福井県産五百万石を使用した純米吟醸タイプのお酒。

(“タイプ”というのが気になりますが、蔵元のHPでの表現です)

アルコール分は17度。

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このお酒、結構好みでした。

メロンを感じさせるうっすらとした吟醸香と、あっさりとした序盤から広がり出す旨味。

旨味もありつつインパクトは強すぎず、さっと切れていく。

自分は17度くらいのお酒が好きなんだなぁ〜、とあらためて認識。

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2021/04/13

一丁平の桜と、辛口・高尾山!

桜の散る前、名所として有名な一丁平へ登って来ました。

いつものように高尾山口駅から梅の木平。南高尾山稜コースを巡って大垂水峠。

国道20号を越えて急登に汗をかきつつ、一丁平まで。

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桜の名所と聞いていたのでびっしり桜が並んでいるのかと思いきや、さまざまな木々の間にあちこち桜が立っているイメージでした。

それでもシンプルな桜並木とは違って、変化に富んでいて、これはこれで良い風景ですね。

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この日は既に散り始めの頃。もうちょっと早ければ満開だったかな。

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この季節は桜と新緑、常緑樹が入り乱れてとても賑やか。そして美しい。

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桜を見上げながら、そこそこの距離を歩けました。

帰宅して味わったのが、「辛口・高尾山」。

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東京あきる野市の、中村酒造さんの造る酒。

軽い熟成香とややハードな飲み口。なんと言うか、“昭和”を感じさせる懐かしい風味の酒ですね。

決して飲みやすくはないですが、妙に後を引く酒です。

開栓した日に全部飲んじゃいました!

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2021/01/01

年初のしぼりたて黒牛!

皆様、あけましておめでとうございます。

昨年は大変な年でした。今年は明るい話題の多い、よい年になることを祈っています。

というわけで、丑年の年初酒に選んだのは黒牛。

純米のしぼりたて原酒です。生酒。

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若干の果実香とふくらみのある旨み。

黒牛らしい、バランスのとれた酒ですね。

度数は高いですが、それをあまり感じさせないスムーズな飲み口です。

 

【黒牛/純米酒しぼりたて 生酒・原酒】

●原材料名:米(国産)、米麹(国産米)

●精米歩合:麹米50%・掛米60%

●使用米:山田錦26%・五百万石74%

●アルコール度数:18度以上19度未満

●使用酵母:協会9号系

●杜氏:岡井勝彦(能登杜氏組合員)

●仕込水:万葉黒牛の水 蔵内井戸

●内容量:720ml

●製造年月:20.12

●製造者:株式会社名手酒造店(和歌山県海南市黒江846)

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2020/11/26

垂れ口の季節!

今年も黒龍・垂れ口が店に並ぶ時期となりました。

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新酒の出始める一時期しか入手できない、うすにごりのこの酒。数年ぶりに味わえます。

アルコール度数は変わらず18度。

吟醸香はわずか。口に含むと強めの味のアタックが。

甘味が先に来て、酸味が後を追いかけてきます。

以前の垂れ口の印象よりは全体に柔らかいかな?丸くなった。

それでも美味しいお酒である事に変わりはないので、どんどん減ってしまうんですね。

【黒龍/垂れ口】

●原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール

●精米歩合:65%

●アルコール度数:18度

●内容量:1800ml

●製造年月:20.11下

●製造者:黒龍酒造株式会社(福井県吉田郡永平寺町松岡春日1-38)

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