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2023/09/15

常念山脈縦走を目指す・・・しかし、途中で断念。

長年の念願だった常念山脈縦走。

蝶ヶ岳から常念岳、そして大天井岳から燕岳への4座縦走が目標です。

松本へ前泊し、早朝にバスターミナルから上高地を目指します。

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しかし、昨日からなんとなく体調が優れず。

なんとかなるだとう、とこの時点では思っていました。

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河童橋へ着。穂高の山々へご挨拶。

徳澤へ向け、歩き出します。

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二時間ほど歩いて徳澤園に着きました。

しかし、なんとなく体が重いんだよなー。

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そんなに空腹は感じていないのですが、これからの登りを考えカロリー摂取を。

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うどんが終了していて、カレーにしました。

さて、気を取り直して蝶ヶ岳への登りです。コースタイムは約4時間半。

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ひたすら登りが続く樹林帯の道。

ジグザグと高度を稼ぎますが、行けども行けども延々と登りが・・・。

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どうも胃腸の調子がよくない。昨年も登ったコースですが、こんなにきつかったかな。

やはり体調のせいなんだろな、と思いつつ。

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やっとこ登って穂高の山々とご対面。

しんどかったー。平均コースタイムをオーバー。

自分としてはかなり遅い。

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テントの場所があまり残っておらず、なんとか端っこに隙間を見つけて張りました。

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胃腸の調子は良くないけれど、食べなければ山は登れません。

このジレンマ。

胃腸薬を飲みつつ、食事をかき込みます。

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翌朝。安曇野方面の朝焼けです。

朝、早速腹を下してしまいました。

だけど食べなければならぬと食事を胃に入れます。このジレンマ。

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穂高連峰のモルゲンロート。

美しい風景を見ながら(この時はまだ風景を愛でる余裕があった)、縦走路を常念岳へ向かいます。

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蝶槍を超えると下りになり、樹林帯へ突入。

木々の間から見える常念岳。

ホントにこの体調であそこまで登れるのか。と不安が募って来ます。

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やがて樹林帯を超え、コースはきつい登りへと。

大きい岩の連なる道。

かなり高度感のある箇所もあり、岩を掴みながらじりじりと登ります。

両手両足を使いながら大きな岩を乗り越えると、テント泊の重いザックが左右に振られるんです。これは怖い。

それを計算に入れつつ登らないと、転倒・滑落の危険が。

荷物を軽くしようと思いULザックにしていますが、ザックの体への密着度が甘く感じます。

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はるか先の常念岳山頂。

時折、腹痛が襲ってきますが、このコースに用を足せるような場所はない。

下手にコースを外れようものなら滑落・・・。

とにかく登るしかない。

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上の写真は小休止中に槍ヶ岳を撮ったもの。

槍ヶ岳を愛でる余裕は既になく、「快晴である。槍ヶ岳がくっきり見える。だからたぶん素晴らしい景色なんだろう。

だから写真を撮っておくと後で嬉しいだろう。」そんなことを機械的に頭の片隅で思いながら撮った写真です。

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やっと見えた常念岳山頂。

写真撮影の列ができていたので、山頂脇をすり抜けて下山路へ。

体調が悪いのと、自分がピークハンターではないことと両方ですかね。

(昨年、一度登っていますしね)

ここから常念小屋へ向けて下ります。

常念小屋の赤い屋根が見えてからが、長いんだよな〜。

なんとか常念小屋へ辿り着き、テントを張りました。

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腹の調子は悪いけれど、カロリー摂取と思い「常念うどん」を。

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とても良いお味でした。滋味だったなぁ〜。

習慣で一緒に頼んでしまったビール。

そしてこのビールが祟ったのか、その後何度かトイレに行く羽目に。

このあたりから考え始めました。明日はここから大天井岳を抜け、燕岳へ。

そこで燕山荘へ泊まる予定です(テント場は予約がいっぱいでした)。

果たしてこの体調で先へ進めるのか・・・。

しばらく考えた後に、燕山荘さんへ宿泊キャンセルの連絡を入れました。

明日は一ノ沢コースで下山します。

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持って来ていた正露丸をオーバードーズ気味に飲み、テントで数時間横に。

すると体調が戻って来ました。明日は下山だけという、縦走のプレッシャーからの解放も良かったのかもしれません。

ここで飲むのもどうかとは思いつつ、大雪渓カップをちびりちびり。

うん、お腹は大丈夫そうです。

トイレに起きることもなく、ゆっくりテントで眠れました。

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翌朝。さあ、一ノ沢へ下山です。

さらば常念岳、常念小屋。今度またここから縦走をスタートさせようと思いつつ・・・。

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一ノ沢コースは川沿いに高度を下げて行きます。

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こんな橋も数知れずあって、変化に富んだコース。

ただ、以前来た時よりも下山のスピードは上がらず、最後の方はへとへとに。

カロリーと水分摂取が足りないんだろうな。

やはり山は健康体で来るべきところですね。

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ようやく登山口が見えて来ました。

予約していたタクシーにもすぐに乗れ、穂高駅まで。

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やっと戻って来ました。

全身の緊張が溶けていく感じ・・・。

しかし、今回の山行は最後まで甘くなかった。

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特急あずさが満席。自由席はない為、デッキで立って過ごす事に。

下山後にこれはツライ・・・。

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気を取り直して、松本駅売店で購入した松本山雅バージョンの真澄カップを。

今回の教訓、「山は健康体で行くところ」。

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