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2022年9月の4件の投稿

2022/09/30

蝶ヶ岳へ!徳澤園とチタン盃とブロッケンと。

一度行ってみたいと思っていた北アルプスの蝶ヶ岳へ。

安曇野側から登るのがポピュラーかと思いますが、今回は上高地からのアプローチ。

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早朝の上高地バスターミナルを歩き出し、約2時間。

徳澤園のキャンプ場。

天気予報ではこの日は雨がちで午後には雷雨の可能性もあった為、蝶ヶ岳には登らずここでテント泊をすることにしました。

結果は晴れだったのですが、予定は変えずに・・・。

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土の下がすぐ石の層で、なかなかペグが刺さりにくく四苦八苦。なんとか立てることが出来ました。

このキャンプ場は敷地が広大なので、開放感があって良い。

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日中は陽射しが強く、テントの中は暑くていられないので「みちくさ食堂」へ。

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ギネスとカレーうどん(お肉ゴロゴロで美味いです)。

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そして日本酒「氷壁の宿」も。

アルプス正宗の醸造元(長野県松本市の亀田屋酒造店)が徳澤園用にパッケージしたもののようです。

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良い感じに酔いもまわり、この日は早めに寝ました。

翌朝、キャンプ場すぐ横の登山口から出発です。

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なかなかの急登と、あちこちに出現する泥濘と格闘しつつ、約4時間。

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ようやく蝶ヶ岳山頂へ辿り着きました。

眼前に広がる槍・穂高連峰が見事!

さすがは『北アルプスの展望台』。

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やはり蝶ヶ岳の魅力はこれですね(蝶ヶ岳の山頂自体は特に特長はないんです)。

涸沢カールもしっかり見えてます!

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テント場は岩と石の地面なので、ペグではなく岩で固定する方式。

地酒星人のテントは左下のオレンジ色。

稜線をはさんだ槍・穂高の反対側には安曇野の町が眼下に広がっています。

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テントの横のハイマツの茂みには、松ぼっくりを獲りにきたホシガラスがたくさん飛び交っていました。

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昼食は蝶ヶ岳ヒュッテの名物、カルボナーラを。

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美味しいなぁ〜。山頂でこの味は感激。

ヒュッテで日本酒を買って、また穂高を見に行きます。

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一期一會。

酔園の醸造元(長野県安曇野市のEH酒造)のお酒です。

とても軽いタッチの水のようなお酒。

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穂高の山々に乾杯!山好きの酒飲みにとって、こたえられない環境。

この盃はエバニュー社のチタン製です。飲み口がすごく薄く仕上がっていて好み。そして驚異的に軽い!

山に行くと午前中はハードな登り、午後は反対に酒飲んで食べてリラックス、というパターンが多いです。

この緩急の差が面白い。

この日も良い感じに酔っぱらい、早々にテントへ潜り込みました。

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夜半にトイレに起きたら、安曇野の町の夜景が綺麗でしたよ〜。

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夜間に雨が降ったこともあり、日の出の頃は雲がちでした。

モルゲンロートは見れないな、と残念に思っていたのですが・・・。

だんだん雲が切れ始めて、なんと!

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穂高連峰をバックに、ブロッケン現象を見ることが出来ました!

あー、やっぱり奥穂高岳に呼ばれている気がする。技術を磨いて来年、チャレンジできると良いな。

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槍の穂先もお出ましです。

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先日登った常念岳も、蝶ヶ岳ヒュッテ越しにどどん!と登場。

この日の下山路は三股登山口へのルート。

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途中、有名なゴジラの木も見れました。

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これは地酒星人命名の「スヌーピー岩」。

わかるかなぁ〜?

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無事に三股へ下山。タクシーで「しゃくなげの湯」へ行き、汗を流してから松本へ移動、特急あずさで帰路へ。

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はい、毎度おなじみの、あずさの車窓と大雪渓。

やっぱり山旅の終わりはこの酒ですよ。

蝶ヶ岳、また北アルプスの山々を眺めるために行ってみたいです。

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2022/09/29

横森珈琲!

三鷹の焙煎珈琲店です。

横森珈琲。

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台風の過ぎた晴れの休日。

少し長い距離を歩いたので、甘いものが欲しくなった。

まずは横森ブレンド。

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半分はブラックで、あとはミルクを入れて飲んでみる。

酸味と旨味のバランスが良い。

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そしてプリン。

好きなタイプの硬め。

プリンの下に生クリームがあり、その中にチェリーやバナナなどのフルーツがゴロゴロ。

小ぶりなパフェのよう。美味しい。

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また来まーす!

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2022/09/22

燕岳再訪!急登とお燗酒と遭難未遂?

ぜひ北アルプスの燕岳に登りたい!と言う妻を連れての山行へ。

前夜は鰻を食べてパワーを、と考え松本の「観光荘」で。

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いつもながら独特の焼き具合。美味いです。

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妻は高尾山などの低山を登ったことはあるけれど、北アルプスはもちろん初めて。

「陣馬山を3回登れば、燕岳山頂だよ」と言うと、嫌な顔をする。不安しかない・・・。

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いつものように松本駅から大糸線始発に乗って穂高駅へ。まずまずの天候。

穂高駅からバスに乗り1時間と少し。

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やって来ました、燕岳登山口。

8時ちょうど。ぼちぼち登り始めます。

初めの1時間くらいが結構な急登なんですよね。心拍数を上げすぎないようにゆっくり、ゆっくり。

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こんな感じの箇所もたくさんありますし。

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岩場を超えて行く箇所も数知れず(燕らしい花崗岩質)。

そんなに難しい場所はないのですが・・・。

高尾の陣馬山以上の高低差を登ったことが無い妻。なかなか苦戦しています。

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やっと合戦小屋に到着した頃は既に12時。

思った以上に時間がかかっている。

昼食は燕山荘でと思っていましたが、ここで摂る事に。

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途中で高山植物(写真はトリカブト)などを見ながら、気を紛らわせつつ先へ。

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やっと燕山荘へ到着したのは午後2時。実に6時間かかってしまった。

(ちなみに昨年単独で登った時は4時間でした)

安心したのか燕山荘の前で、妻号泣。

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燕山荘前からの、雄大な風景が疲れを癒してくれます。

この日は燕山荘泊。着いたのが遅かったからか、本館ではなく離れの冬季小屋へ案内されます。

本館の雰囲気が大好きなので残念。

(冬季小屋なので窓もなく「ザ・山小屋!」「雑魚寝!」という雰囲気)

着いてしまえばする事がないので、テラスへ行ってまったり。

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相変わらず美しい燕岳山頂部。

妻は燕山荘までで疲労困憊。山頂へ行くのはあきらめました。

そうと決まれば、あとは飲むしかないでしょう。

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燕岳に乾杯!

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そして、おなじみの大雪渓です。

嬉しい事にお燗つけてもらえるんです。お猪口も磁器だ。

こんな贅沢な飲酒環境があるでしょうか!

 

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裏銀座方面の山々には天使の梯子がかかって・・・。

今回、槍・穂高方面は厚い雲に隠れがちで、槍の穂先は一瞬見れただけでした。

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そうこうするうちに夕食。

赤沼社長の山に関する興味深いお話を聞きながら・・・。

夕食後は喫茶スペースでまったり過ごし、あとは寝るだけ。

しかし、山小屋に馴れていない妻はほとんど寝付けなかったようで・・・。

それが翌日に影響する事になります。

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翌朝のご来光。雲が厚めでモルゲンロートは見れませんでした(残念!)。

朝食後、喫茶スペースでコーヒーを飲んでから下山の途に。

燕山荘前がなにやら賑やかだと思っていたら、YouTuberの「もじゃまる夫妻」が!

前日、大天井岳でテント泊をして、今朝ここまで移動してきたそうです。

「いつも見てまーす!」と声をかけさせてもらいました。

とても感じの良い二人でしたよ。

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さて、下山。

妻は昨日の登りがたたったのか、筋肉痛で足が棒のようになりうまく運べない様子。

昨晩の睡眠不足もあり、体も重いようです。

なんとか合戦小屋までは下りて、名物のスイカも味わいました。

そこからしばらく行ったところ、事件が起きます。

大きめの段差で着地の際に足が痛かったらしく、体勢を崩した妻は大きい岩が転がっている場所へダイブ!(汗)

したたかに右手上腕部を打ちつけてしまったのでした。

しばらくはその場で様子見。手を握ると握力はあるようなので、骨折は無いと判断。

妻のザックに入っている重さのある荷物をこちらのザックに移動させ、そろりそろりと再び下山を開始。

持っていたポールをほとんど松葉杖がわりにし、段差では妻の手を握ってバランスを崩さないように。

大きい段差では腰を下ろして尻をずらしながら降りる。

「これはどれだけ時間がかかるんだ?」と自問していました。

途中で本当に「遭難」の二文字が脳裏に浮かび、「救助要請」の四文字が現実味を帯び始めた気がしました。

それでも下山される大勢の方に抜かされる際に励まされつつ、わずかづつ高度を下げて行ったのでした。

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やがて登山口方面から川のせせらぎが聞こえて来て、建物の屋根や駐車している車も見えるようになります。

それらが少しづつ近づいて来るのを励みに、なんとか引きづるようにして登山口まで辿り着きました。

再び、妻号泣。

8時間をかけた下山でした。

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バスに乗り込み、穂高駅へ。

本当は温泉に寄ろうと思っていたのですが、妻の怪我でそれどころではなくなり帰路へ。

特急あずさを待つ間、駅前の店で信州名物おやきを。

熱々のおやきを齧りながら「なんとか帰って来たなぁ〜」と、ホッとしたのでした。

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帰路のあすさ車中。

おなじみの大雪渓で旅の締め。

やはり山は侮れない。忘れがたい山行になりました。

ちなみに妻の怪我ですが、右上腕部靭帯損傷と診断されました💦

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2022/09/07

【トマト通信16】虹の橋を渡りました・・・。

Tsushin16_20220907171301我が家の愛犬「トマト」が先日、あの世へ旅立ちました。

16年半の命でした。

この半年ほどは体調が悪い日が多く3日に一度は動物病院に通っていましたが、とうとう、です。

娘たちが小学校低学年の時に迎え入れ、我が家のさまざまな出来事を一緒に経験して来ました。

とても利口で、でもバカで。おっちょこちょいだけど、落ち着いている。

なんだかいろんな面を持った犬でした。

小さな家族でしたね。

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上の写真はブログ用に酒瓶の写真を撮っていたところ、トマトがやって来たので撮った画像です。

2020年の夏頃。まだ四ツ谷に住んでいたとき。

「遺影ができたね」などと笑っていましたが、本当に遺影になっちゃいました。

トマトが旅立ってから、空の雲を眺めていると思い出すことが良くあります。

特に山に行ったとき。

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常念小屋から撮った写真ですが、槍ヶ岳の上にトマトのシルエットが!

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翌日に常念岳山頂から撮った写真にも!

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おわかりいただけただろうか?

写真を見てこんな事を言っていると娘たちに心配されるので、このくらいにしておきます。

トマトがいるんじゃなくて、トマトが雲に似ているのだと思うようにします。

我が家族の“トマトロス”も、いつ頃癒えるでしょうか。

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