小布施で北斎館!
先日の映画「百日紅」でがぜん興味を持った、葛飾北斎の娘、お栄こと葛飾応為(おうい)。
応為の作で現存するものは僅か10点ほどなのだとか。
ならばその10点を全部見に行こうじゃないかと思い立ち、やって来たのは長野県・小布施町。
ここにある「北斎館」は文字通り小布施ゆかりの葛飾北斎を専門とした美術館。
今回開催されている企画展「北斎とその弟子たち-北斎絵画 創作の秘密-」。
応為は娘だから弟子とはちょっと違うかと思いつつ、出会って来ました作品2点。
「竹林遠見富士図」と「百合図」。北斎館所蔵のもの。
ともに応為の真骨頂である人物画ではない。
それでも女性らしい繊細なタッチを感じることができるし、特にグラデーションが美しい。
他に応為が綴った手紙2点もあった。1点にはメモ的に簡単な絵が描かれていて、
こんな小さな絵でここまで描けるのか・・・とびっくり。
製図ペンで書いたような細いラインなのに、デッサンはしっかり。天才だ!
応為の作品は少ないけれど、北斎との共作や北斎名義だけれど応為が描いたと言われるものも多いらしい。
その辺り、推理しながら見ていくのも楽しそう。
ライフワークのひとつにしよう。
応為の作品は少ないながら、中には海外の美術館蔵のものも有り、全部見るのは長い道のりかも・・・。
ロビーにあった映画「百日紅」の紹介パネル。
原作者・杉浦日向子さん、監督の原恵一さん。
くるくる回すと、ユーモラスな北斎漫画が動き出す!?
北斎の絵を内側に貼ってあり、回しながら隙間から覗くと傘をかぶった奴が動いているように見えるのでした。
こんな遊びごころのある仕掛けがいろいろ有って、北斎館は楽しい場所ですね。
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さて、葛飾応為と父・北斎の作品群を堪能した後に向かったのは・・・。
どどーん、と大きな酒林。
そう、小布施に来たらここに寄らずば帰れない(笑)。
桝一市村酒造場さん!。
桝一さんでのいろいろは次回!
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