上野で“マハ”と“蕎麦”の美に浸る。
先日最終日に行って来た上野・国立西洋美術館での「ゴヤ展」。
着衣のマハを間近で見られて満足。眼福ですね〜。
その際、久しぶりに立ち寄ったのは蕎麦の名店「池の端 薮蕎麦」。
木枯らしの中を歩いた後はやはりお燗でしょう、という事で菊正宗の樽酒で暖まる。
う〜ん、い〜い感じの燗づけです。
そして、ざるそばを一枚たぐり。
今回あらためて気がついたのがこの店の盛りつけと器の絶妙なセンス。
ざる、蕎麦猪口、徳利、薬味皿が盆の上に並ぶ、その美しいバランス。
盆から少しざるが出っ張るところもまた良し。全部がうまくまとまっちゃ面白くない。
先ほどのお銚子と“袴”もいい。
見た目小ぶりでありながら、手に持つとしっかりボリュームを感じるお銚子。
過不足無くシンプル。これ見よがしではない、実用の中の調和のとれた美。
写真は撮っていないのですが、娘が注文した鴨南蛮の具のレイアウトもまた絶妙。
さりげなく繊細。美しく、そしてたまらなく旨そう・・・。

上野の森で“マハ”の美に接し、その山の麓にてもうひとつの美に接する。
優雅で贅沢なひと時を過ごせました。
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