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2011/08/13

スピルバーグ印の良作。「スーパー8」!

「スーパー8」とは1965年に米コダック社が発表したアマチュア用8ミリフィルム規格で、日本の富士フィルムが発売した「シングル8」とともに70年代から80年代にかけて手軽な映像記録用として全盛を迎えた。
アマチュア映像制作者にとっては大スクリーンに映写でき、編集が容易で数多くの自主映画が撮られた。

かく言う地酒星人もまさに「スーパー8」を利用しつつ、自主映画を撮っていた高校時代なのでしたが。

・・・という前置きはともかく。
映画「SUPER 8/スーパーエイト」です。

Super8

1979年夏、14歳の少年ジョーは突然母親を亡くし、深い悲しみを抱えながら仲間たちと一緒に8ミリ映画を撮る事で気を紛らわせていた。夜、家を内緒で抜け出して駅で撮影をしている彼ら。列車の通過に合わせて撮影をしていると、突然車が突っ込み列車が脱線し大事故に。あたりは炎に包まれ、轟音が鳴り響く中、取り残された8ミリカメラが写したものは貨物コンテナの中から現れた“何か”だった・・・。

全編、70〜80年代のスピルバーグ映画を彷彿とさせる、というよりは“そのまんま!”といった演出。

あ、ここは「未知との遭遇」、ここは「E.T.」と思いながら観るのも楽しく。そして最近作でもある「宇宙戦争」の風味も加えて。

ジョーが密かに想いを寄せるヒロイン、アリス役のエル・ファニングちゃんが素晴らしい。8ミリ映画の撮影中の演技やゾンビのメイクをした後の可愛らしさ。
ああ、この映画の設定である70年代の終わりなら、きっとジョディー・フォスターかダイアン・レインが演じていただろうな、と思いました。
それくらいの“格”を感じさせる存在感。

ちょっと無理をし過ぎた感のあるシナリオがやや残念ながら、懐かしさを多分に感じさせながら過剰に感傷的にはならない娯楽作品。
あ、この映画をこれから観に行く方へのアドバイス。
「エンドクレジットが流れ始めても、席を立ったらいけません。」

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コメント

>全編、70〜80年代のスピルバーグ映画
↑イイかも。予告編でもそんな感じしました。
最近のVFXがこれでもか!!!の凄過ぎる作品はちょっと飽きてきた。

投稿: イケ | 2011/08/14 14:51

《イケさん》
スピルバーグが好きな人なら思わずニヤッとしてしまうシーン、たくさんあります。(^^)
子役たちも昔のスピルバーグ映画から抜け出して来たような風貌なんですよ〜。

投稿: 地酒星人 | 2011/08/15 08:16

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