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2010年9月の1件の投稿

2010/09/10

青春18きっぷの旅2010・番外編《鰻と花火とカップ酒と》!

先日、広島~四国~京都を巡った今年の“青春18きっぷの旅”。
しか~し!!我が青春18きっぷには、あと一日分の使用権が残っているのでした。
すべて使い切らないのは「青春18きっぱー」の名が廃る、という事で。

行って来ました、今夏最後の「青春18きっぷの旅(日帰り一人旅篇)」

朝は若干遅く8時過ぎに出発。向かったのは長野県。
四ツ谷から中央線で高尾、中央本線に乗り換えて甲府、快速に乗り換えて小淵沢。
そして小淵沢から岡谷まで。
なぜ岡谷かと言うと、友人のイケさんから聞いていた鰻の名店に是非行ってみたかったから♪

岡谷駅には午後1時過ぎに到着。
そこからタクシーを走らせて15分くらいの天竜川のほとりに目指す店はありました。

Kankousou1

山林を縫って流れる天竜川。

Kankousou2

鰻の名店、「観光荘」さんへ到着!

江戸時代からこの場所に鰻を獲る「ヤナ場」があり、その最後の梁師(やなし)であった先代のご主人が50年前に築いたお店なのだそう。

まずはビールで喉をうるおし、“きもわさ”を♪
おぉ、どど~んとした大きさの肝だ。迫力に圧倒。
なんとも言えない風味と旨味に満足。旨〜い!

Kankousou4

ビールのつまみとして、骨せんべいなども供されます。香ばしい♪

Kankousou3

お酒もいただく事に。
このお店のオリジナル酒で「諏訪湖太郎」。

Kankousou5

「神渡」さんと「高天」さんの蔵元違いの2バージョンがあり、今回は神渡・純米酒版を。
特徴的な味ではないですが鰻と肝の味が濃厚な分、食中酒として良い感じ。

さて、メインの鰻重が到着♪
関東風とは違い、蒸さずに炭火のみで焼き上げるのが特徴なのだとか。

Kankousou6

はじめての食感。
外側はぱりっと固めで、中はほろりと柔らかい。
絶妙な焼き加減。鰻をたしかに食べている実感がわき上がる。

Kankousou7_2

タレは濃厚な味付けで、甘みが強い。
これもこの店の特徴のよう。
若干甘過ぎるとの感じたのですが、一緒に出て来るわさびだれをかけると締まった味になるのが不思議。
うん、わざわざ出かけて来た甲斐のある鰻だなぁ~。

今度は白焼きも食べてみたい、と思いましたがすでに満腹。
次の機会にといたしましょう。
この店の良いところがあと一つ。そのホスピタリティ。
とっても明るい女将さんをはじめ、皆さんが気持ちの良い接客をしてくださいます。
また来ますね~♪

Kankousou8


さて、美味に満足した地酒星人。
その後に向かったのは上諏訪。
この日は全国新作花火競技大会が諏訪湖で行われるのです。
まだ開始時間にはほど遠く、温泉でひと休みする事に。
駅前のまるみつ百貨店
そう、この中に目指す温泉はあるのです♪

Marumitsu1

日本で唯一、「デパートの中にある温泉」なのだそう。
ありました!「なごみの湯」。
大人500円なり。

Nagominoyu

泉質は透明で、若干とろみのある印象。
朝から数時間列車に揺られた疲れが溶けていく~~♪

気分がさっぱりした後は上諏訪の町をぶらぶら。
やはり花火大会の日、町中にも人が多いようです。
ここ上諏訪は酒蔵の多い町でもあり。
その中のひとつ、「舞姫」さんでカップ酒を購入。

Maihime2010

諏訪湖畔へ続く湖明館通りをぶらぶらしながら、片倉館へ。
その前庭で休みながら、先ほどのカップ酒を呑みます。

ここは5年前、はじめて青春18きっぷを使ったひとり旅で訪れた場所
やはり花火大会を待ちながら、庭に咲く花を眺めつつ「舞姫」のカップ酒を呑んだ想い出の地。
あの時感じた不思議な多幸感は、今でもよ~く覚えています。
無為に酒を呑むことの歓び、魂が解放される時間を持つことの楽しさを知った5年前のひと時・・・。
(5年前はその後、急に降り出した雨で花火を鑑賞する事が難しくなったのでしたが・・・。)

Maihimecup10

夕刻、花火大会を待つ人々が諏訪湖畔を埋め尽くし・・・。

Suwako1

Suwako2

やがて陽も落ち、無事花火大会が開幕。

Hanabi10

さまざまに趣向を凝らした全国の花火職人の技を観る内に、帰路の列車の出る時刻となり上諏訪駅へ。

しか~し、高い建物の無い町の利点。
出発を待つホームからもご覧のように花火が観れるのでした♪

Hanabi103

帰りの列車の中で味わったのは「ダイヤ菊」

Daiyakiku10

300ml瓶にプラカップ付きなのが列車の旅には嬉しい♪
こちらも5年前の旅で蔵元を訪れた想い出の酒。
短い日帰り旅でしたが、楽しかった~。(^o^)

気ままな日帰り旅ではありましたが、5年前よりも地酒を取りまく環境はさらに厳しくなっている事を感じました。
日本各地に地元で親しまれている酒があり、当たり前のようにそういった酒を呑む事が出来ること。
そんな状況を無くしたくないですね。

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