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2008/11/11

ものくるほしき哉、竹鶴生酛。

Takekimotoh18by

H18BY小笹屋竹鶴・生酛を味わいました。
米がぎゅっと凝縮されたような香りの中、他にもさまざまなフレーバーを感じます。

それは味にも反映されていて、通常の小笹屋竹鶴には無い複雑で重層的なものを感じます。
ともすれば繊細、ともすれば剛直。
あっさりとした飲み口と感じたかと思うと、ビーンと張りつめたような酸を感じたり。

おそらくは、おそらくは。
まだ完全に味が開ききっていないのではないか、と感じます。
今でももちろん十分に旨い酒なのですが、前記の各味が収斂されたら、もっと良い味になるのではないか、と。

つくづく飲み頃を判断するのが難しい酒だな、と思います。
というか、素人の自分では判断のしようが無いのです。
飲まずに置いておくのは難しく、飲んでみてまだ早かったかと悩む。
酒飲みを悩ませる罪な酒・・・(^^;)。

【スペック】
小笹屋竹鶴・生酛 無濾過純米原酒(H18BY)720ml/竹鶴酒造(広島県竹原市)使用米:雄町 精米歩合:70% アルコール分:18度以上19度未満 価格:2625円 購入場所:山枡酒店(鳥取) 出荷年月日:08.10

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コメント

こうしてみると、ホントに「罪作り」なお酒なのでしょか。
>おそらくは、おそらくは。
って思っちゃったら、とことん「こーなったら自分で寝かすしかない!」なんて思っちゃいそうです。

今年のは、まったくもって飲んでもいないので分からないのですが、
飲み頃の判断が本当に難しそうです。。。

投稿: まき子 | 2008/11/11 13:34

おまじない「今の味は今しか味わえない」。

投稿: 煮酒 | 2008/11/11 16:38

↑おまじないというより悪魔の囁きですな。(笑)

14号もいいですけれど、純吟も♪ (爆)

投稿: 燗酒おやぢ | 2008/11/11 18:20

ちょうど、私も記事にしたところでした(笑)
わたしの感想としては、
14号の生もとは、優しく素朴な印象でした。
しかし、生もとの味って面白いですね〜

投稿: 酔ゐどれ | 2008/11/11 21:39

《まき子さん》
ホントに飲み頃の判断に迷う酒です(汗)。
しかし、まき子さんの自宅(日本国内)で“強制熟成”されている酒を思うと、自然によだれが〜〜(爆)。

投稿: 地酒星人 | 2008/11/11 22:42

《煮酒さん》
おーーーっ!
その一言で気が晴れましたーーーっ!!

そうですねっ!“今を生きる”ことこそ大切ですっ!!

投稿: 地酒星人 | 2008/11/11 22:44

《燗酒おやぢさん》
うっわ〜〜っ!!
かと思うと!!(^^;)

純吟!!純吟!!
それも味わいたい〜〜っ(ジタバタ)!

投稿: 地酒星人 | 2008/11/11 22:46

《 酔ゐどれさん》
いやぁ〜、本当に複雑で一言で表現出来ない味のお酒ですよね。
3年後、5年後、10年後とか、定点観測してみたいお酒です!

投稿: 地酒星人 | 2008/11/11 22:47

一度、飲んでみたいものですね。美味い酒を置いておくのはつらいものです。でも、一週間ぐらい置いておくと味が落ち着いてくるのでしょうね。

投稿: the moon | 2008/11/12 06:07

《the moonさん》
このお酒、本当は一升瓶で5本くらい買いだめしておいて、一年1本のペースで開封していくのがベストだと思います。

いや、でも飲んじゃいそうだなぁ〜。
自制心との戦いにもなりそう(^^;)。

投稿: 地酒星人 | 2008/11/12 11:39

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