早逝した女子バレー選手の手記。
今年4月、がんにより21歳でこの世を去ったバレーボール選手の手記を読みました。
「明日もまた生きていこう 18歳でがん宣告を受けた私」。
横山友美佳著。
女子バレーのライトなファンである地酒星人ですが、実はこの本に接するまで横山友美佳という選手を知りませんでした。
名門・下北沢成徳高校在籍時、彼女は高校2年にして全日本に選出されています。
2005年に発症したがんにより闘病生活を始め、一時は完治をしたかに思われましたが再発をし、2008年4月17日に21歳の若さで永眠しました・・・。
闘病しながら早稲田大学を受験し合格、アルバイトをしたり海外へひとり旅をしたりするなど、短い生を燃焼させた人生であったと感じました。
日本代表最長身189cmである彼女。
もし病魔に襲われていなければ北京オリンピックのコートに立っていた可能性が高いと思います。
彼女と同時に全日本へ選出された木村沙織選手(同じく下北沢成徳高校)の活躍を見るにつけ、その思いが強くなります。
そしてなにより10歳まで北京で暮らし、日本に帰化をした経歴である彼女であれば、どれだけ北京の舞台に立ちたかった事だろうかと思います。
一昨日の日本vsアメリカ戦は残念な結果でしたが、会場のどこからか代表の試合を横山友美佳が応援しているような気がしていました。
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コメント
アテネの予選か何かで、
柳本ジャパンに呼ばれていた記憶があります。
あれから、ぜんぜん名前が挙がらないと思っていた矢先に、この本のことを知ってショックでした~彼女の分まで、頑張ってほしいものです
投稿: 酔ゐどれ | 2008/08/11 18:38
《 酔ゐどれさん》
日本チームに一番欲しいポジションの選手だっただけに、本当に悔やまれますね。
うまい文章ではないのですが、彼女の心情がストレートに綴ってあって、胸に迫る内容でした。
投稿: 地酒星人 | 2008/08/11 20:17