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2008/03/12

明日への遺言を観て。

3月10日は63年前に東京大空襲で10万人が犠牲となった日でしたね。

先日、1本の映画を観て来ました。

東京大空襲に続く名古屋への空襲の際に捕獲された(パラシュートによる降下)米軍兵士の処刑を巡る責任で、連合軍の開く軍事裁判へかけられた東海軍司令官・田中資(たすく)中将の法廷での戦いを描いた映画です。

「明日への遺言」

Asitahenoyuigon

正式な軍法会議を開かずに斬首を受けた米兵の処遇を糾弾する連合軍側と、そもそも民間人を狙った都市爆撃そのものが違法である事を主張する田中中将と弁護人。

最終的に田中中将は絞首刑となるのですが、この裁判が真にどちらが《合法》であるかを問うものであるならば、田中中将への判決は違ったものになった筈です。

映画はそのほとんどを法廷でのシーンで構成されています。

再現シーン等をほとんど使わず、証言する人々の言葉と表情ですべてを語らせる演出。

日本側に偏る事無く、そして感情をいたずらに昂らせる事なく事実を冷静に伝える事に成功していると思います。

とても骨太な映画だと思いましたし、優れた反戦映画だと思います。

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コメント

年々体験者が少なくなる今、
〜ゆう反戦映画は必要ですね。。。
3/10放送されてた特番で、空爆をした米兵達がB29の前で笑顔で同窓会を開いてました・・・・・・う〜ん・・・(戦争を知らない子供たち♪)

投稿: イケ | 2008/03/13 11:16

名古屋への空襲、それも映画化されていたりするんですね。
名古屋出身としてはスポットを当てられて、なんだか嬉しいです。
もう今は亡き祖母の話が忘れられません。
大空襲に遭う中、必死に逃れていたのだけど、
おばあちゃんの目の前で、妹さんが火に当たって燃えてしまった。。。
どうする事も出来なくて、ただ防空壕へ逃げるしかなかった、って。
私は、まだそういう話が聞けてよかったです。戦争大反対。
でも、そういう生体験を聞けなくなってきた今の世代・・・ちょっと心配です。

投稿: まき子 | 2008/03/13 11:24

《イケさん》
日本家屋を実際に建てて、どうすればより燃えるかを研究し尽くした米軍・・・。
そこまでするかっ、という感じです(怒)。

投稿: 地酒星人 | 2008/03/13 13:20

《まき子さん》
お婆さま、本当に悲惨な体験をされましたね。

スライム状に練り固めたガソリンが発火しながら周囲に飛散したそうで、付着すると火を消すのは難しかったそうです。
単なる爆弾ではなかったんですね。

私の祖母は霞ヶ浦の畔で暮らしていましたが、その夜は東京方面の空が真っ赤だったそうです。
翌日には燃えかすの新聞紙が風に乗ってたくさん飛んで来たそうで・・・恐ろしい事です。

投稿: 地酒星人 | 2008/03/13 13:25

この映画がそういう内容だって知りませんでした・・これは観ねば!!
キャストがいいですね。藤田まことさんならきっちり演じてくれていそう・・

>日本側に偏る事無く、そして感情をいたずらに昂らせる事なく事実を冷静に伝える

これって重要ですよね。地酒星人さんの言わんとしている意味、凄くわかります。。
そして過去のこととして忘却されぬこと、継続して問いかけていくことが大事だと思います。

投稿: あっき | 2008/03/14 10:38

《あっきさん》
日本への空襲の惨状を調べて行くと、本当に気が重くなって鬱になります。

米軍の残酷さは糾弾して行かなくてはなりませんが、同時に中国の都市を爆撃した日本軍の行動も忘れてはいけない過去ですね。

投稿: 地酒星人 | 2008/03/14 12:13

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