志太泉・純米吟醸《八反三十五号》!
静岡は藤枝の志太泉。
裏ラベルによりますと、広島の八反35号を静岡志太泉流に復刻し醸したものとの事。
この“復刻”というのがどういう物かわかりませんが、とにかくは味わってみましょう。
香りはほのかに吟醸香が。
うっすらと果実系の香りですが、はじめだけで二口、三口しますと感じなくなります。その位のトーンのもの。
味わいで最初に感じるのは強めの酸味。重要なアクセントになっています。
後で可愛らしい甘さが顔を覗かせます。
しばらくすると(酒の温度が上がると)含み香とともに旨味がチラリチラリと現れます。
これはスイスイと飲めてしまうお酒ですね。
なかなか良いです(^^)。
【スペック】
志太泉・純米吟醸《八反三十五号》720ml/株式会社志太泉酒造(静岡県藤枝市)使用米:八反錦 精米歩合:50% 使用酵
母:静岡NEW- 5日本酒度:+6 酸度:1.3 アルコール度数:16度以上17度未満 価格:1,570円 購入場所:鈴伝(四谷) 出荷年月日:
07.05
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コメント
静岡のお酒が好きな地酒星人さんなら、これも確かにスイスイスイといっちゃいそうですね。
>後で可愛らしい甘さが顔を覗かせます
↑この表現、いいです♪ こういう女の子、好き(笑)
投稿: hirorin♪ | 2007/06/20 03:39
《 hirorin♪さん》
この志太泉は違いますが、はじめ辛口で酸味が強くとっつきにくい酒なのが、飲んでいる内に時折可愛らしい甘みを見せるようになる・・・そんな酒を“ツンデレ酒”と呼ぶ事にします(笑)。
投稿: 地酒星人 | 2007/06/20 07:39
調べてみました。
秀峰×八反10号=八反35号
因みに、八反35号×アキツホで八反錦1号となるようです。
投稿: 煮酒 | 2007/06/20 08:57
《煮酒さん》
ありがとうございます。
しかし、いつも思いますがいろいろな酒米があるものですね。
八反で造られた酒は好みのものが多いです(^^)。
投稿: 地酒星人 | 2007/06/20 09:19
志太泉は自分が地酒に興味を持つきっかけになったお酒で思い入れがあります。黒龍から高橋杜氏が移られて(多田杜氏が磯自慢へ)志太泉で醸されたお酒は大好きでした。新しい田中杜氏で金賞も獲れ結果を出したので今後の新しい志太泉が楽しみです。
投稿: ただし | 2007/06/20 19:20
《ただしさん》
おぉ〜、そうでした。志太泉は歴代すごい杜氏さんが造られていたんですね。
その頃のお酒は飲んでいませんが、田中杜氏も良いお酒を造っていますね(^^)。
投稿: 地酒星人 | 2007/06/20 22:44
> はじめ辛口で酸味が強くとっつきにくい酒なのが
初年度(14BY)の八反35号はそういう酒でした。静岡の吟醸なのに酸度 2.0 オーバーという異端児でした。年々酸度が下がって普通になってきているので、雄二郎専務に「最初の年のが一番面白かったのに、なぜ?」と聞いたら「静岡では静岡吟醸らしくないと不評なんですよ、やっぱり」だそうな。
ちょっと勿体無い気がします。
> 黒龍から高橋杜氏が移られて(多田杜氏が磯自慢へ)
あの、多田さんと高橋さんの間に中川国松杜氏が志太泉を3年造ってます。中川杜氏は志太泉のあと、青森の「安東水軍」へ行きました。
多田さんはホトボリが冷めるまで、東北地方でひっそりと‥‥ でしたよ(笑)
投稿: 目黒の清水 | 2007/06/21 00:45
《目黒の清水さん》
>静岡の吟醸なのに酸度 2.0 オーバー
↑あ〜、それ、かなり個性的なお酒だったんでしょうね。
味わってみたかったですね(^^)。
いろいろな歴代杜氏さんがいらしたんですね。
志太泉っていろいろ面白い酒を造っているようですので、注目して行きたいです。
投稿: 地酒星人 | 2007/06/21 11:11