「そのときは彼によろしく」!
先日から公開された映画「そのときは彼によろしく」。
市川拓司氏の小説を原作に、長澤まさみ主演で制作されたもの。
昨年公開された、やはり市川氏原作の「ただ、君を愛してる」が大好きな地酒星人、期待を胸にいそいそと観に行ったわけです。
深い眠りに落ちると死んでしまう奇病を持つヒロインが、最期の時を過ごすために幼なじみの経営する熱帯魚ショップを訪れるというストーリー。
そこで、過去の様々を辿って行くという展開です。
・・・初めは食い入るように画面を見つめていた地酒星人ですが、だんだんと睡魔にとらわれる事に(苦笑)。
いや、こんな事は滅多にないのですが。
この映画、そもそもの設定に無理が有り過ぎますし、無理な設定を無理矢理見せてしまうリアリティにも勢いにもとことん欠けています。
主人公たちが持っている思い入れに共感出来ないので、観ていてつらい。
なんで眠らないように服薬している主人公(長澤まさみ)が、あんなに健康的な容姿なんでしょう。
いくら13年ぶりの再会だからといって、熱帯魚店の主人(山田孝之)は会ってから何日間も幼なじみだと気が付かないんでしょう。
意識が無くなった時に号泣するほど好きな娘を、ですよ。
他にも突っ込みどころ満載。
突っ込ませるのが狙いだとしたら、お見事。
上記のまずい作りに加えて、さらに一点。
この映画の長澤まさみに、魅力がまったく無い事。
映画自体が良く無い作りであっても、ヒロインに目が惹き付けられるという事があります。
ヒロインの表情、仕草だけで内容をカバーしてしまう場合。
女優のオーラと言っても良いかもしれません。
それが全然感じられませんでした(単なる好みの問題かもしれませんが)。
おそらく長澤まさみって、こういうファンタジーには向いていない女優さんなのではないか、と思います。
【追記】長澤まさみの子供時代を演じた女の子は、とても雰囲気のある子でした。
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コメント
私・・・どうも長澤まさみに魅力を感じることのできない一人です。
可愛いのはわかるんだけど、たぶん本人もそこをうまく利用しているだけで、奥深さがないというか・・・
まだ若いし、可愛いから、人生での辛さを味わっていないということが、女優としての表現力の奥深さにつながらないんでしょうか?
・・・そういう意味では、私が演技した方が・・(笑)
投稿: hirorin♪ | 2007/06/10 21:58
《 hirorin♪さん》
「セカチュー」ではとても良い演技していたと思いますけどねぇ。
あ、でも映画ではその2本しか観ていないかも。
大林監督のおっしゃる薬師丸ひろ子型女優で、現実に根ざした設定の中で生きる女優さんなのではないかと。ファンタジーの中では居心地悪そうに演技してしまうそうです。
(対するのは原田知世型女優ですね(^^)。)
>そういう意味では、私が演技した方が
↑奥深い(深すぎる?)演技、期待しております(^^;)。
投稿: 地酒星人 | 2007/06/11 06:18
そうですね。わっしも長澤まさみは健康的なお嬢さんと言う感じで、弱弱しいタイプのキャラにははまらない感じがします。ハリウッド映画のアクションものみたいなのにはぴったりかも。
投稿: フットゴリ | 2007/06/11 14:41
ちょっと気になっててDVDになったら見てみようかな~と思っていたのですが・・・そうっすか~。
びみょー・・・でもそのうちTVで放映されそう?!
パイレーツ・・・は見ました?!
(って、別に回しもんでも何でも無いんですけど(笑))
ちなみに300は、すんごーく良かったっす。
実際の歴史はおいといて、ですが。
投稿: まき子 | 2007/06/11 20:11
《フットゴリさん》
たしかにたしかに。
そういう役の長澤まさみなら、観てみたいですね〜(^^)。
投稿: 地酒星人 | 2007/06/12 09:11
《まき子さん》
実はパイレーツが狙いだったんですが、時間が合わずこちらを観た次第で(^^;)。
ま、いずれ観るつもりだったので良いのですが。
300(スリーハンドレッド?)、良いっすか!
注目してみよう♪
投稿: 地酒星人 | 2007/06/12 09:14