NHKアーカイブス「都会っ子」を見て。
日曜の晩、NHKアーカイブスの「都会っ子」という番組を見ました。
この番組が放送されたのは地酒星人の生まれた昭和37年(1962年)。
高度経済成長に湧く東京で核家族化が進み、子供の生活が変わりつつある事をレポートするドキュメンタリーでした。
子供にまつわる様々な風俗を紹介しながら、都会の子供達の育つ環境を憂うナレーションが重なります。
見ていて感じたのですが、そのナレーションの中のフレーズが現在の子供達にもそのまま当てはまる表現なのですね。
ナレーター氏曰く、
ひとり遊びが多い(核家族化・共稼ぎ夫婦の増加)。
画一化された環境(団地などの規格住宅の増加・テレビ視聴時間の増加など)。
受験勉強の過熱による情操教育の不足。
薄い胸にひょろりと伸びた足(遊び場の減少・運動不足)。
等など・・・。
これってそのまま今も言われている事ですよね。
この当時は都会中心部だけの話だったのが、数十年かけて日本全国に及んだと言えるかもしれません。
この番組に出ていた子供達は皆50代にはなっている筈で、こう言われて危惧され育った子供達が社会の中核を成しているわけです。
だから今の日本がこうなった、とも言えるし、そういう心配はいつの時代にもある取り越し苦労だ、とも言えるような気もしますね・・・。
| 固定リンク
コメント
・・・増量キャンペーン! と、とばしてるなぁ。
24時間テレビのマラソンみたい?(笑)
ゴールで ”サライ”♪ だな こりゃ。
>NHKアーカイブはいいですね〜!
先日のは見逃してしまったけど。。半月程前に放送された
「手塚治虫・創作の秘密」(昭和61年)も見応えありました。
漫画の神様の、創作の大変さがリアルに伝わりました!
投稿: イケ | 2007/06/05 15:45
《イケさん》
>24時間テレビのマラソンみたい?
↑そういえば、欽ちゃん大丈夫かなぁ。今から心配(^^;)。
手塚先生のドキュメンタリー、以前に見た事あります。
壮絶ともいえる創作の苦しみですよね。
売れっ子漫画家は長生きできないなぁ、とつくづく思いました。
投稿: 地酒星人 | 2007/06/05 15:53
小さい頃おやじに「喧嘩などなんぼしてもいい、しかし負けて帰ってくるな」と言われて育ちました。
そんなことを言えない今って、すごく昔と違いますねー。
「夏休みは、一人で汽車に乗って九州のおじいちゃんおばあちゃんのところへ言ってごらん」とも言えないよねー。
投稿: フットゴリ | 2007/06/05 23:46
↑×言って○行って
投稿: フットゴリ | 2007/06/05 23:47
↑汽車っていわなくなりましたね~そういえば。
投稿: hirorin♪ | 2007/06/06 09:43
《フットゴリさん》
今の学級崩壊って、先生がゲンコ落としたら大方解決するような気がします(^^;)。
投稿: 地酒星人 | 2007/06/06 14:29
《 hirorin♪さん》
チューリップの「心の旅」の中で
♪あしたの今頃は僕は汽車の中〜♪と歌ってますけど、その頃って九州から東京に出て来るのって、汽車だったんでしょうか。
さらにどうでも良いですが、「汽車の中」と変換しようとしたら「貴社の中」と出て来て笑ってしまいました。
♪僕は貴社の中〜♪
投稿: 地酒星人 | 2007/06/06 14:32