和の月・特別純米酒!
先日予告をアップしました、「和の月・特別純米酒」です。
“なのつき”と読むようです。
先日の記事の後に感想を書き込もうと思ったのですが、時間が経ってしまったので新記事として・・・。
このお酒、ひじょうにドラマがあるようなのですね。
造り酒屋の夫が余命僅かと宣告され、妻が夫の情熱を注いできた酒造りに挑戦した実話を「さいごの約束」という本にまとめられ、その後、安田成美主演でテレビドラマ化もされたそうです。
(どちらにも接していないのでよくわからないのですが・・)。
会社の同僚がそのドラマを見て感動し、ネットで探したが売り切れで、新しい造りのものを今回注文出来る事になったそうで。
日本酒好きとして社内に知られている地酒星人、そのタイミングで声がかかった次第なのです。
話題の酒なら飲んでみたいというミーハーごころ丸出しで1本注文(^^;)。
で、その感想です。
香りはうっすらと吟香が感じられますね。
飲み口はいたって穏やか。
とてもスムーズで障り無く喉を滑り落ちます。
水口、と言っても良いような印象。
常温で試し、燗をつけても印象は同様です。
ひとつ気になるのが、香りの中に違和感を感じるものがある点。
老ね香とは違う、飲んでいる最中のお酒では今まで嗅いだ事のないもの。
試しに冷やして飲んだところその香りは無くなり、おいしく飲めたのですが温度が上がって来ると再び現れる。
その香りがこの1本だけのものなら良いのですが・・。
【スペック】
和の月・有機栽培米特別純米酒 720ml(月の井酒造店・茨城県茨城郡大洗町) 使用米:不明(有機栽培米) 精米歩合:60% アルコール分:15度以上16度未満 価格:¥2310 出荷年月日:
07.05
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コメント
ドラマがやっていたのは記憶に残っているのですが
そういえば全然見なかったです(汗)。
そうですかー、そんなに感動できる話なんですね。
とはいえ、実話としては本当に想いを込めて造られているんですよね。
その想い変わらず造り続けてほしいですね~。
投稿: まき子 | 2007/05/30 13:12
《まき子さん》
酒造りというのは肉体的にもきつい仕事だと伺っていますので、看病と酒造というのはひじょうに大変だったと思います。
人はやはり酒に物語を求めているんでしょうねぇ。
投稿: 地酒星人 | 2007/05/30 14:23
四谷鈴傳の親父さんがその著書で、
「地酒で大事なのは、造り、配り、語り、の3つ」
と書かれていました。詳細は忘れかかっていますが、「造り」は良い酒を造ること(あたりまえ)、「配り」は稀少性を損なわないように良い酒屋に流通させること、そして「語り」はその酒の物語やドラマがあること、だったような。
これ、たしか茨城県の「郷乃誉」の紹介文にあったフレーズでしたっけ。
投稿: 目黒の清水 | 2007/05/30 23:24
僕も、冷酒でも、ヒネ香じゃない気がするけど・・・みたいな香り、感じだことあるんですけど、まだまだ経験不足でなんだかわかりません。ま、そのうちわかりますよね~。
投稿: あつし | 2007/05/30 23:56
《目黒の清水さん》
さすが鈴傳の親父さんですね。
よくわかっていらっしゃる。
十四代も登場した際に物語がありましたもんね。
味以外に語れるものが有る酒は強いと思います。
「郷乃誉」は日本最古の蔵元でしたっけ?このフレーズのインパクト強いですよね(^^)。
投稿: 地酒星人 | 2007/05/31 08:28
《あつしさん》
なんだかわからないんですが、気になる匂いなんですよ。
はじめは壜に付いているのかな?と思ってしまいましたが・・・。
投稿: 地酒星人 | 2007/05/31 08:30
穏やかな味わいでしたか。
香りは有機米に何か関係があるのでしょうか。
ご縁があったら飲んでみたいです。
投稿: g-san1101 | 2007/06/02 18:41
ちょうど昨日、このお酒を飲んだのでトラックバック&コメントを。
香りの違和感、自分にはやや低精白な香りにムレ感のようなものが混ざって感じました。
投稿: 明@由紀の酒 | 2007/08/27 13:20
《 明@由紀の酒さん》
やはり急な需要増で、品質を一定させるのに苦労されているんでしょうか。
がんばって欲しいですね。
投稿: 地酒星人 | 2007/08/27 23:23
《g-san1101さん》
うわぁ〜っ、コメントのお返事遅くなってごめんなさいm(_ _)m。
有機米、最近増えて来ているようですね。
味わいや香りにも影響が有るんでしょうか?
投稿: 地酒星人 | 2007/08/28 00:01