蓬萊・純米吟醸&一番にごり!
先日、斗瓶取りの純米大吟醸を紹介しました岐阜県飛騨市の蓬萊。
同じく提供いただいてしまった2本を。
純米吟醸と一番にごり。
まずは純米吟醸。
こちらは品良く可愛らしい吟醸香とほんのり立ち上る旨味のあるお酒ですね。
このお蔵全体に感じる、甘みが勝った飲み口。
ただし嫌らしいものではなく、あくまで品の良いもので。
初めに感じる甘みの後に、後を引く旨味がチラッと顔を見せる。
奥手の少女のようなお酒(そんなものが現代に居るのか、という議論はさておき:笑)。
次に一番にごり。
これ、ものすごく個性的なお酒です。
こういうにごりは初めて飲みました。
とにかく濃厚。口に含んだ感触は水分の極めて少ないヨーグルトのよう。
もちろん液体なのですが、口中の感触は個体感がいっぱい。
そしてとにかく甘い。濃厚な甘さです。
なので、クイクイ飲むわけにはいかず、ほんの少しづつを口に含みながらまさにチビチビと。
こういうお酒もあるんですね〜。
後に発見したのが(←大げさですが)、割り水。
水を少し入れる事でぐっと飲みやすくなります。
それで理解しました。このお酒は“にごり酒”ではなくて、“にごり酒の元”なのだ、と。
カルピス原液と水と合わせたカルピスと考えていただくとわかりやすいかもしれません(^^;)。
【スペック】
蓬萊・純米吟醸 720ml/渡辺酒造店(岐阜県飛騨市) 使用米:不明 精米歩合:55% アルコール度数:15度以上16度未満 出荷年月日:07.02
蓬萊・一番にごり 冬期限定蔵出し 720ml/渡辺酒造店(岐阜県飛騨市) 原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール 使用米:不明 精米歩合:不明 アルコール度数:17度以上18度未満 出荷年月日:07.0
| 固定リンク
コメント
扶桑鶴にごりが好み(っていう印象なんですが)な地酒星人さんが
びっくりするほどの「にごり」とは!
甘さがカルピスっぽい、って感じなんでしょうか。。。
投稿: まき子 | 2007/03/30 13:01
《まき子さん》
ドロッとした感じは間違い無く扶桑鶴以上ですね。
ただし、甘さがどうにも強過ぎて・・・。
もちょっと酸味が欲しいところですね(^^;)。
投稿: 地酒星人 | 2007/03/30 15:11
>奥手の少女
山奥の少女ならまだまだいる。
投稿: 煮酒 | 2007/03/30 19:16
《煮酒さん》
そうですか〜、いますか〜。
日本も捨てたものではないですね。
特に昨日あたり渋谷の街を歩いていたので・・・(苦笑)。
投稿: 地酒星人 | 2007/03/30 21:48
奥手の少女≠山奥の少女 です。
投稿: 煮酒 | 2007/03/31 11:34
奥手の少女...奥の手の少女...少女の奥の手...。
投稿: kazu | 2007/03/31 22:59
《煮酒さん》
山奥に住んでいても、最近は油断なりませんからね〜(^^;)。
投稿: 地酒星人 | 2007/04/01 19:39
《kazuさん》
少女の奥の手・・・なにやら見てみたいような、恐いような・・・(^^;)。
投稿: 地酒星人 | 2007/04/01 19:41