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2007/02/26

白雪・江戸元禄の酒!

先日、スーパーの酒売り場を覗いていたら面白そうなものが有りました。
白雪の出している「江戸元禄の酒」

Edogenrokuなんでも、小西酒造に伝わる酒作りを記録した書「酒永代覚帖」を元に、元禄年間の酒造りを再現したものとの事。
かつての日本人が飲んでいた酒(昭和の三増酒が造られ始める前)に興味の有る地酒星人。早速、試してみる事に。
以前にも、東京・青梅の澤乃井の「元禄」というお酒を飲みましたが、これはどのような味なんでしょうか。
器に注ぐと、見事な琥珀色です。期待が持てそう。
香りは若干のアルコール感と、なんとなく酸味を感じさせるもの。
間違っても吟醸香などはありません(当たり前ですね)。
口にしてみると驚くのが、その甘さ。そして酸味。
思わず原材料を確認してしまうほど(もちろん米・米こうじのみです)。
原酒という事もあるのでしょうが、かなり濃厚な甘みです。
燗にしてみても、それは変わらず(かつての日本人はほとんど燗にして飲んでいたそうです)。
小西酒造も“ロック、水割り、お湯割り”などを奨めていますが、たしかにそうした方が飲みやすいかもしれません。
澤乃井の「元禄」とはかなり異なった味わいで、やはり上方と江戸の味の違いを感じますね。

大手の酒なので、万人向けにアレンジされた中途半端なものかもしれないという危惧が有りましたが、どうしてどうしてひじょうにマニアックに造られたお酒だと思いました。
惜しむらくは、もう少しスペック的な情報が欲しかった(ホームページには載っているかもしれませんが)。
それと使用米が山田錦との事ですが、当然元禄年間にはそのような米は無かったわけで、米に関しても出来る限り当時を再現して欲しかった(かなり改良されているでしょうから、無理な相談なのかもしれませんが)。
小西酒造さんには、是非シリーズ化をして様々な年代のお酒を復刻して欲しいと思います。

【スペック】
白雪・江戸元禄の酒 720ml/小西酒造(兵庫県伊丹市)使用米:山田錦 精米歩合:不明 原材料名:米・米こうじ アルコール度数:17度以上18度未満 購入場所:丸正本店(四谷三丁目) 価格:1,554円 出荷年月日:06.12

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コメント

呑んでますね~
わたくし風邪をこじらせ お酒の味がまったくわからない状態…
あぁ地酒星人さんのように きちんと休んでおくべきだった
と反省しきりです…
早く治って酒が呑みたい…
菊水の節五郎元禄酒とかってのもありますよね
一度呑んでみたいのですがねぇ~ 

投稿: キキ☆ | 2007/02/26 12:12

おお!体調も完全復活でしょうか?!
私も三増酒ができる前の日本酒に、ものすご~く興味があります。
タイムスリップして飲んでみたいくらい(笑)。
でも、濃厚で甘くて酸っぱくて???
なんだか想像が難しいですが、やっぱり場所によっても味わいは全然違うんですね~。

投稿: まき子 | 2007/02/26 13:17

《キキ☆さん》
はい、早速呑んでおります(汗)。
しかし、味を云々言っておりますが、本当に味覚が戻っているのかどうかは怪しいのですが(^^;)。
でも、甘いお酒であるのはさすがに間違い無いです。

投稿: 地酒星人 | 2007/02/26 13:47

《まき子さん》
>タイムスリップして飲んでみたいくらい
↑本当にそうですね。すべてが自然発酵で、その地の米・水を使って作られた純米酒ですもんね〜。
江戸時代のお酒が残っている蔵も有るそうですが、さすがに当時の味じゃ無いでしょうし(^^;)。
他の蔵の同主旨のものも飲み比べしてみたいです。

投稿: 地酒星人 | 2007/02/26 13:51

> すべてが自然発酵で、その地の米・水を使って作られた純米酒

うーん、これって昔の人をある意味で馬鹿にしているようにも聞こえます(笑)

万葉集の昔から、すでに都で酒が醸されていますが、この米は租税として取り立てたものですから、「その地の米」とは限りません。

江戸時代前半の酒屋は市中酒屋ばかり(農村部での酒造が認められたのは江戸中期以降)で、年貢米の余りを領主から払い下げを受けて造っていたので、これまた「その地の米」とは限りません。

江戸時代の後期に日本一の酒の産地になった灘は、主力は後背地である播磨・丹波・但馬の米ではあったものの、「天下の台所」大坂に集まる米も買い付けていたので、「美濃、肥後、伊勢、尾張、遠江、肥前の米が最良」と言うくらい、日本中の米を使っていたそうな。

水にしても、江戸時代後期から「水屋」という商売がありまして、灘の宮水を大阪湾沿岸部一帯に売っていました。

日本人は昔から、他所でいいものが作られていると知ると、はるばる材料を取り寄せてでも真似する、という性癖があったようです‥‥

投稿: 目黒の清水 | 2007/02/27 01:19

「濃厚な甘み」で思い出したのですが、宮城の酒で「ひめぜん」という超甘口(-50!)のやつがあるらしいです。飲んだことありますか?甘い酒が好きな訳ではないのですが、一口飲んでみたいっすねー。話題ズレですんません。

投稿: フットゴリ | 2007/02/27 03:47

《目黒の清水さん》
なるほど、年貢米として一度取り立てられてからの話ですもんね。
事は単純ではない訳ですね(^^;)。
驚いたのは「水屋」という商売が有ったという事。
その頃から良質な水が売買されていたんですね。“水を買う”というのは、何も最近始まった事では無いという事ですね。

投稿: 地酒星人 | 2007/02/27 09:48

《フットゴリさん》
「ひめぜん」、たしか宮城の一ノ蔵さんだったと思います。
未飲です。
ただ、パッケージ含めていかにも女性向け商品として販売されているので、なかなか手が伸びなかったお酒です(^^;)。
でも、たしかに物は試しで一度飲んでみたいですね。

投稿: 地酒星人 | 2007/02/27 09:51

> その頃から良質な水が売買されていたんですね。

まー、人類の最古の商売は、王様と水商売だという説もありますから(笑)

↑ 水の意味が違う‥‥(^^;;;

投稿: 目黒の清水 | 2007/02/27 18:04

《目黒の清水さん》
>最古の商売は、王様と水商売
ははは♪

あれっ? もしかして中国からカキコですか?
なんか国際的なブログになった気分です(爆)。

投稿: 地酒星人 | 2007/02/27 18:26

はい、今日は大連からの書き込みです。

今回は「出世城」の特本と「高砂」の大吟醸を持ち込みましたぁ~♪

投稿: 目黒の清水 | 2007/02/27 20:33

《目黒の清水さん》
>「出世城」の特本と「高砂」の大吟醸
↑おぉ〜っ、素晴らしい!(^^)
紹興酒や青島ビールばかりでは飽きますよね(←他を知らない:汗)。
是非、大陸にも日本酒を広めてください♪

投稿: 地酒星人 | 2007/02/27 20:41

う~ん、大手メーカーもやるもんだ、と言うより大手だからできたのかな?
私もこの酒に興味津々ですわ(笑)。

投稿: 桂自然 | 2007/03/01 17:28

《桂自然さん》
なかなかインパクトの有るお酒ですよ〜。
こんなにマニアックに造っちゃって良いのかい?みたいな(^^;)。
そういう意味ではやはり大手だからですかね。
いずれにしても、かな〜り甘い事だけは確実です(^^;)。

投稿: 地酒星人 | 2007/03/01 19:53

「大正時代の酒」であれば、秋田県の「刈穂」が大正復刻酒とラベルに印刷したものを造ってますね。

大手でなくても、やる気と販路さえあればできると思います。問題は、蔵元がその酒を旨いと思うかどうか、ですよね。

静岡県の蔵だったら、絶対に造らないと思うなぁ‥‥ 酸度が高すぎ。

投稿: 目黒の清水 | 2007/03/02 00:33

《目黒の清水さん》
「刈穂」の大正復刻酒ですか。それもちょっと飲んでみたいですね。

>酸度が高すぎ。
↑それは静岡酵母が誕生する前の静岡の酒という事でしょうか?
それはそれでちょっと飲んでみたいものですが(^^;)。

投稿: 地酒星人 | 2007/03/02 09:58

> 静岡酵母が誕生する前の静岡の酒という事でしょうか?

というか、大正以前の日本酒は、全国どこでも酸度が今より遥かに高かった、ということですね。静岡県に限った話ではなく。

投稿: 目黒の清水 | 2007/03/02 18:19

《目黒の清水さん》
お、なるほど〜。
そう言えば以前飲んだ月桂冠の復刻酒、明治の分はたしかに酸度高めの男酒でしたね。

投稿: 地酒星人 | 2007/03/02 20:21

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