STONES!
ローリングストーンズはそれこそ40年以上も現役をやっているわけで、時代に合わせて様々な曲を作って来ました。
デビューの頃は黒人のR&Bの影響を色濃く受けた曲やカバー曲。その後のフラワームーブメントに乗ったサイケな曲達も有りました。
それからもレゲエを取り入れたり、巧みに時代の空気を取り入れながら、営々とアルバムを送り出し続けて来たわけです。
それでも、彼らのベースにあるのは、やはり黒人のR&B。
ビートルズと比較される事の多い彼等。
ビートルズも初期の頃はシンプルなR&Bを演奏していましたし、ストーンズと大差はなかったと思います。
その後ビートルズは独自の路線を歩んで行き、ストーンズも後を追うように様々な音楽要素を取り入れるようになる。
しかしそのビートルズがLET IT BEを最後に解散をする前後から、夢から醒めたように彼等は自らの原点へ帰りつくわけです。
68年のBEGGERS BANQUETからの4枚のアルバム。自分たちの原点であるブラック・ミュージックを追求した、泥臭く荒削りな、しかし魂のこもったロックです。
多くのストーンズフリークは、このアルバムからEXILE ON MAIN STREETまでの4枚のアルバムがストーンズの最高傑作であると言い、地酒星人もそう思います。
荒削りで強烈なキースのギター、繊細で流麗、泣くようなスライドギターを操るミック・テイラー。そしてマディ・ウォーターズやハウリン・ウルフを思わせるミック・ジャガーの変幻自在なボーカル。
ミシシッピ・デルタブルースを底流として、暗く湿った、ある時は乾燥して埃っぽい、そんな土着を感じさせる音がたくさん収録されています。
いつかは年老いた彼等がブルースだけを奏でるライブへ行ってみたいと夢想をするのでした。
Beggars Banquet。
「Sympathy For The Devil」、「Street Fighting Man」収録。
ストーンズの原点回帰作。「Salt Of The Earth」は名曲。
LET IT BLEED。
前作をさらに押し進めた意欲作。
「Gimme Shelter」、「Midnight Rambler」収録。
キースのヴォーカル曲「You Got the Silver」は隠れた名曲。
「Sticky Fingers」。
アンディ・ウォーホールのデザインジャケットで有名。
「Brown Sugar」、「Wild Horses」収録。
「You Gotta Move」の泥臭さ、「Sister Morphine」の退廃。
そして「Moonlight Mile」で涅槃へ。
Exile On Main Street。
「Tumbling Dice」、「Happy」収録。
ストーンズワールド全開・ごった煮アルバム。
黒い。泥臭い。ホコリっぽい。
(全部ホメ言葉です:笑)
| 固定リンク
コメント
いよいよ明日から公演開始ですね〜
以前はビートルズ派だった私〜
しかし、最近は何気にストーンズのほうが
自然に身体が動いてしまします〜
投稿: 酔ゐどれ | 2006/03/21 17:24
ビートルズもそうなんですが、なんで曲が古く感じないんでしょうね〜。
最近もTVCMで「ジャンピングジャックフラッシュ」が使われていましたけど、聞く度に新鮮な印象があります(ファンだからでしょうか?)。
投稿: 地酒星人 | 2006/03/21 22:21
私の好きなHEATWAVEというバンドのVo.の日記です。
ストーンズのライブのセットリスト考 ↓・・・地酒星人さまとしては、いかがなお考えですか?(笑)
http://www.five-d.co.jp/heatwave/blog/index.php?id=06030023
投稿: はんな | 2006/03/22 10:02
セットリスト読ませてもらいました。
マニアックな曲の選出ですね。
私的には大歓迎ですが、これを本当にやったら普通のお客さんは「???」かも(^^;)。
投稿: 地酒星人 | 2006/03/23 08:04
私は、ロバジョンの「Come On In My Kitchen」をカバーした、「Stop Breaking Down」が好きです。
投稿: フットゴリ | 2006/03/23 16:13
「Stop Breaking Down」、良いですね。
今回の公演の曲目を知らないんですが、やってくれないかな〜。
投稿: 地酒星人 | 2006/03/23 19:41