嘉泉・純米吟醸!
日本酒ブログを運営されている多くの方がご自分の出身地の酒を多く紹介されているように、地酒星人は自分の出身地である東京の地酒に注目して行きたいと思っています。
これは福生市の地酒「嘉泉」。
今回、飲む機会に恵まれました。
香り。控えめに吟醸香が香ります。
口に含みますと、柔らかな口当たりの後に旨味・甘みがふくらみ、鼻腔を米の風味が抜けて行きます。
なかなか水準の高い、良い酒ではないでしょうか。
やや甘みのキレが悪く、口中に残る事以外は好印象です。
全体的にひじょうにストレートでわかりやすい味のような気がします。
逆に言いますと、深みや重層的な味の広がりが無いとも言えますが、その辺りは個々人の好みにもよりますからね・・・。
同じような事を澤乃井にも感じますので、この辺り、東京地酒の特徴かもしれません。
【スペック】
嘉泉・純米吟醸《特別限定品》/田村酒造場(東京都福生市) 使用米:不明 精米歩合:55% アルコール度数:15度以上16度未満 日本酒度:+2 酸度:1.5 出荷年月日:05.12
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コメント
嘉泉ですね!以前蔵見学に参加する機会があったのですが
試飲した全てのお酒…全部苦手でした(^-^;
呑んだお酒(種類)の違いがあるのだと思うのですが
地酒星人さんと 違う印象を嘉泉に受けたようで
「あぁやっぱり日本酒って奥が深いなぁ」と読んで思ったりしたわけで
(すいません つたない文面で)
投稿: キキ☆ | 2006/03/13 09:22
キキ☆さん、おはようございます。
蔵見学、されたんですか〜。
嘉泉、水準をクリアしているお酒だと思いますが、もう少し個性が全面に出て来ると、東京うんぬんは別として勝負出来るのかなぁ、といった印象です。
特に甘みが口中に残る部分は要解決のような気がします(^^;)。
投稿: 地酒星人 | 2006/03/13 09:41
米本来?の旨味っぽくない「甘み」がもったり口に残るのは、私もどうも苦手です。
重層的な味の広がり含めて、やっぱりお水?とかが要因なんでしょうかね~。
投稿: まき子 | 2006/03/13 12:05
最近とある場所で、東村山のソースを見つけました。「志村けん」で有名になったあの町ですね。
その東村山市にも清酒の醸造所あり、番組で紹介してました。
残念ながら銘柄は忘れてしまいましたが。
「東村山音頭」を聞きながら飲んでみたいものです(笑)。
投稿: 桂自然 | 2006/03/13 16:50
どもども。
妙な後味が残るお酒って、けっこう多いと思いますが、この純米吟醸に関してはあまり気にならなかった記憶があります。
ただ、惜しむらくは、地酒星人さんがおっしゃる通り、シンプルすぎる気がしました。ま、好みですので、それを上品で洗練された味ということもできますが・・・。
投稿: フットゴリ | 2006/03/13 16:53
《まき子さん》
嘉泉はおそらく多摩川の伏流水を使用しているのかなと思いますが(正確にはわからず)、多摩川も上流はとっても水が綺麗なんですよね。
(澤乃井園に行った際の経験)
酒造に向いているとかいないとか、水質的な特徴は何かあるのかもしれませんが・・・。
《桂自然》
東村山のお酒、おそらくは渡辺酒造の「吟雪」でしょうか。
吟雪、レギュラー品をちゃんと飲んだ事がないので、今後経験しておきたい酒ではあります。
《フットゴリさん》
私が飲んだ際はしばらく常温で置いてありましたので、冷やして飲めばキレは良く感じたかもしれませんね。
シンプルを単純ととらえるか、上品ととらえるか。
個人の好みにもよりますねぇ・・・。
投稿: 地酒星人 | 2006/03/13 21:58
おはようございますm(_ _)m
>嘉泉はおそらく多摩川の伏流水を使用しているのかなと思います
はい その通りでした(蔵見学にて説明受けました)
敷地内からすぐに お酒を発送できるようにって事も含めて多摩川の支流線を江戸時代だかいつかに お国から許可を貰って工事したとか
澤乃井の仕込み水は旨いのでいつも汲んで帰るのですが
嘉泉の水は…利き酒する時に飲んだっきりになりましたあんまりおいしくなかったなぁ
投稿: キキ☆ | 2006/03/15 10:14
キキ☆さん、いろいろと情報いただき、ありがとうございます。
う〜ん、そうですか〜(^^;)。
やはり青梅よりは福生の方がだいぶ下流になりますからね。
水は大事ですね(^^;)
澤乃井の川の水は本当にきれいでビックリしましたよ。
投稿: 地酒星人 | 2006/03/15 10:24