地酒ニュースヘッドライン!(3/30)
先週から今週にかけては、めぼしい話題がありませんでしたが、その中からいくつか。
日本酒使うカクテルが人気(日本経済新聞)
ブラジルで日本酒を使うカクテルが人気上昇中。名付けて「サケリーニャ」。
サンパウロ市のレストラン「ジャン・ウェア・ハウス」は3年半前からサケリーニャをメニューに載せている。コップに日本酒80ミリリットルを注ぎライムをつぶし、大さじ一杯の砂糖を加え大きめの氷を入れて出来上がり。おすすめはライチとイチゴなどの果物も加えることだとか。1日100—150杯も出る人気メニュー。
う〜ん、そんな事しなくてもおいしい日本酒はたくさんあるので、私は遠慮しておきます。
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日本酒「強力」 倉吉農高生が東京で販売実習(日本海新聞)
倉吉農業高校の環境科学科エコグリーンコースの二年生六人が、新宿小田急百貨店で、自らが栽培した酒米を使って製品化された日本酒「強力」の販売実習を行った。
同校は、酒造りを通して米の生産から販売までを体験する学習に四年前から取り組んでいる。今年度は約2500キロの酒米をJAとっとり中央に出荷、720ミリリットル瓶で約2500本分の日本酒が出来上がった。
この記事でよくわからないのは、酒米の生産までをしたのか酒まで造ったのかというところ。でも、酒の飲めない高校生が日本酒の販売実習というのも・・・。
でも、この中から優秀な酒米の生産者や酒造技術者が出るかもしれないし、がんばって欲しいですね。
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旭川の「男山」など出品 北京で初の日本酒試飲会(北海道新聞)
日本名門酒会主催の日本酒試飲会が北京市内のホテルで開かれ、旭川の「男山」など全国の日本酒16銘柄、80種類が出品された。
同会の2005年度の対中輸出額は4000万円、輸出量は前年比35%増で、新年度は同40%増を見込んでいる。健康に良いとの理由で中国人の和食ファンも増えていることが、中国での日本酒の消費量を押し上げている。
今は高額所得者の趣味なんでしょうけど、拡販しようとしたら当然現地生産という方向になるんでしょうね・・・。はたしてそれは日本酒と呼べるのか?
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コメント
強力の記事、あれは高校生がいいように使われているだけだと感じています。
酒米は農業高校の田圃で作っています。酒造りは、ちょこっとお手伝い(にもならんが)程度。
優秀な米の生産者、酒造技術者…日本人横綱が誕生するのと同じくらいの難易度かも。
投稿: 煮酒 | 2006/03/30 10:31
まあ、何事も経験といったところでしょうか。
でも、なにげに鳥取の酒に関する記事って多いですね。
いろいろ頑張っている感じがします(方向性はともかくとして)。
投稿: 地酒星人 | 2006/03/30 12:45
高校でも、酒を造るには酒造免許が必要です。かつては新潟県立吉川高校の醸造科が「酒造免許をもつ日本唯一の高校」と喧伝されていましたが、平成15年か16年に、醸造科が廃止されて免許を返上しています。来年には近隣の学校と統合されてしまうとか。
で、いまは青森県に酒造免許をもつ農業高校があったと記憶しています。「駒泉」の盛田庄兵衛さんにそこの卒業生がいるとか、何かの酒の本で読んだ記憶があります。
投稿: 目黒の清水 | 2006/03/30 12:59
>高校でも、酒を造るには酒造免許が必要です。
あ、それはそうでしょうね〜。
素朴な疑問として酒を利けない高校生がどうやって造るのかと(ま、それを言っては野暮ですか)。
コメントを拝見していたら自分の出た高校の事を思い出しました。デザイン科のある学校だったんですが、今はもう科は無くなって、デザインに今も携わっている者は果たしてどれだけ居るだろうか・・・。
投稿: 地酒星人 | 2006/03/30 13:17
当時ワイン党だった私が、中国に行ってワインを買って帰ってきたら、片っ端から甘~いワインだったので、もう中国のワインは買わない・・って思いました。
ということは、日本酒もあま~い日本酒が好まれるのかなぁ・・と思ったのですが、どうでしょう。
農業高校、最近は人気あるらしいですね♪就職率高みたいだし。即、社会に出て役立ちそうな、こういう教育応援します!
投稿: hirorin | 2006/03/30 13:30
↑hirorinさん
それが、そうもいかない<農高生
投稿: 煮酒 | 2006/03/30 13:35
《hirorin さん》
ほ〜、中国のワインは甘いのですか。
でも、地域によって味の好みが違ってるかもしれませんね(広東、北京。四川とかいろいろ)。
《煮酒さん》
なんかいろいろ有りそうですなぁ〜(^^;)。
投稿: 地酒星人 | 2006/03/30 15:04