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2006/01/27

ワイン入門にちょっとムカッ!?

しばらく前に思ったんです。
あまり日本酒にばかり首を突っ込み過ぎず、もっと広く様々な酒の事を知らなくてはいかんと。
特にワインに関してはあまりに知らない事が多いので、以前買ったのがこの本。
漫画家の弘兼憲史氏の「知識ゼロからのワイン入門」
wine
「課長・島耕作」なんかは以前面白く連載を拝見していたし、話の中にもワインの事が良く出て来てました。その島耕作がところどころ登場して解説風な事をするカットもあるのでとっつきやすいかな、と。

たしかにワインの種類や産地、ラベルの見方など、初心者にもわかりやすく解説されていると思います。弘兼氏のワインに対する愛情を強く感じられる仕上がりだと思います。

しかし、しかしですね。ワインの素晴らしさ・多様さを強調したいが為に、日本酒を引き合いに出す文がところどころにあるんですよ。
パッと見たところだけ上げてみますが・・・
(以下、こちらで多少短くしたり、要約していたりします。)

ワインにあって日本酒にないもの。
日本酒は高くてもせいぜい数万円。ワインのように数十万円もするというのは聞いた事がない。この違いは古い物ほど価値が出るという特性から生まれる。日本酒は醸造仕立てのフレッシュさが売り物なので、ワインのような付加価値が付きにくい。

酒が主役の日本酒。料理が主役のワイン。
日本酒もワインも料理との組み合わせが大きなポイント。しかし日本酒はそれ自体が主役であり、酒の味を引き立てるために料理がある。一方ワインは主役は料理であり、最初に料理を選びそれに合わせてワインを選ぶ。

減点法の日本酒。欠点も個性のワイン。
日本酒の場合、ある一定の基準を外れた酒は「ダメな酒」として排除されてしまう。そのため良いものは味が似通って来てしまう。ところがワインは多少欠点があっても、そのワインの個性として認められている。

「え〜〜〜〜〜〜っ!?」
と、思いませんか?皆さん。

たしかに言えている部分も有ります。そりゃあ、ワインの方が世界各地で生産していますから味のバラエティもあるかもしれません。
しかし、上記の記述は日本酒のある一面しか見ていないのではないか、と思ってしまうのです。

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コメント

弘兼憲史さんって日本酒について、知識がないんですね・・・・それなのに日本酒を引き合いに出すなって感じです
やはり同じワインにの第一人者として田崎真也さんのほうが数段お酒についての知識が広いということがわかりました〜

投稿: 酔ゐどれ | 2006/01/27 12:29

ひっどーーい!!
日本酒を知らないのに、引き合いに出さないで~、と思いますね。
比べないとワインの良さは語れないのか、と。

日本酒を知らない人がコレを読んだら
変な誤解をしてしまいそうです・・・。

投稿: まき子 | 2006/01/27 13:18

なんだか、誤解がはなはだしいですね。

ここは一つ、島耕作に対抗して、地酒星人による「知識ゼロからの日本酒入門」を出版してみては?

投稿: あつし | 2006/01/27 14:18

多々気になる場所はありますが一部だけだけ抜粋してツッコミしておきましょう。

>日本酒は醸造仕立てのフレッシュさが売り物なので、・・

この先生、新酒しか知らんのかしらん?
ワインでもあるように古酒のブレンドされたフレッシュな吟醸酒等を御存知ないのかいな?

>日本酒はそれ自体が主役であり、酒の味を引き立てるために料理がある。

言い切ってますね(苦笑)。日本酒でも料理とのマリアージュはあるのになぁ。経験不足ですね。
女の子にベッドの上で「ヘタクソ」って言われても知らないぞっ(爆)!

>減点法の日本酒。欠点も個性のワイン。
>日本酒の場合、ある一定の基準を外れた酒は「ダメな酒」として排除されてしまう。
>そのため良いものは味が似通って来てしまう。ところがワインは多少欠点があっても、
>そのワインの個性として認められている。

これはもう閉口してしまいました。この飲み方は品評会での利き酒ですねぇ。
ワインでも利き酒なら減点法でやるんじゃあないかな?
結論、「酔ゐどれ 」さんが最初におっしゃったように

>弘兼憲史さんって日本酒について、知識がないんですね・・・・

と言い切っておきましょう(笑)。

投稿: 桂自然 | 2006/01/27 15:18

日本酒を改訂後の醸造酒(ワインと同じカテゴリー)でくくるとして…
●ワインのように750mlで300円切る純米酒があるだろうか?

●デザートワインのように、料理を受け付けない純米酒があるだろうか?
_________
●ワインのように素人がやっても醗酵してアルコールがある程度でる純米酒があるだろうか?(純米酒になるだけでもすごい事、つまり、減点しなければみんなすごい酒)

 視点を反対にすれば、こんな問いかけも可能ですね。

投稿: 煮酒 | 2006/01/27 17:56

絶対おかしい!
日本酒飲み始めて自宅つまみ作成率が格段に上がった私を拒否されたようだ・・

と、言うより、ワインを広めたいのになんで他の酒を引き合いに出すのか?
かなり問題ありな本ですね

似通った味の酒・・・これだけ色々短期間に飲んだ私でさえ「皆個性が違う味」だったんだけどな・・・・

投稿: ちゃこ | 2006/01/27 18:02

《酔ゐどれさん》
なんかスタンスが嫌だったんですよね〜。
書いて有る事も、新潟の酒が席巻していた頃の、随分昔の話のような気がしますし。


《まき子さん》
間違いなくこの本を読んで日本酒を飲んでみようと思う人は居ないと思います(苦笑)。
こんなに多様性のある世界なのにねぇ。


《あつしさん》
あ、同じシリーズで尾瀬あきらさんが日本酒本を出しているんですよ(^^)。
なので、まず出番は無いです(爆)。


《桂自然さん》
見事、粉砕してくださいました(拍手)。
たしかに弘兼氏の言うような傾向を持っている蔵や人は居ると思いますが、それがすべてのように言われると心外です。


《煮酒さん》
なるほど〜。
逆に言ってみるというのも手ですね(^^)。
すみません、ワインて素人でもアルコール出るんですか?


《ちゃこさん》
>これだけ色々短期間に飲んだ私でさえ「皆個性が違う味」だったんだけどな・・・・

でしょ〜〜?
日本酒のひじょうに狭い範囲の事を、すべての日本酒のように言わないで欲しいです。

投稿: 地酒星人 | 2006/01/27 19:55

興味の無い事を引き合いに出すとこうなるという良い例。
そもそも値段が高ければ良いなんて考え方が甘っちょろい。

投稿: blackjoker | 2006/01/27 20:09

本当にそうだと思います。
日本酒は昔から個性があったし、今はますます多様化している事に気づいていないのではないでしょうか。

投稿: 地酒星人 | 2006/01/27 22:05

日本酒をよく知っている人も、この本を読むことを考えなかったんでしょうかね。
随分知識があるふりをされているれど、これじゃあ知識が無いことを顕にさらけ出しちゃってますね。
困っちゃいますね~(´へ`)。

投稿: えぬこ | 2006/01/27 22:24

うわっっ!信じられない!!(怒)
一体、何を飲んだことがあるんでしょうね。実は自分で日本酒を飲んだことがないのかも?
しかも、ワインの良さをワインを以って語れないなんて、本当にお酒が好きな人なのか・・・?

投稿: きくちゃん | 2006/01/27 22:29

 地酒星人さんの『知識ゼロからのワイン入門』に対するネガティブな評価を支持します。

 ただし、「醸造仕立てのフレッシュさが売り」「酒が主役の日本酒」といった引用部分は「随分昔の」「新潟の酒」についても当てはまらないであろうことに留意いただければ幸いです。

 日本酒は「昔から個性があったし、今はますます多様化している」上に、それぞれそれなりに食べ物を受けとめられるんですよね。

投稿: 菱沼かれい | 2006/01/28 00:12

すごい~、みんな熱く語っている!そうも言いたくなりますよね。

私はほんの1年前までは「お酒はワインが一番!!」って思っていたけど、真面目に日本酒飲むようになったら認識変わりました。
ワインに劣る部分を最近は全く感じません。

ワインより日本酒が優れていると私が思うのは・・・納豆食べたい時かな。ワインには合わない~
でも、ワインに合うチーズは日本酒にも合うから日本酒エライな~と思いました。

投稿: hirorin | 2006/01/28 00:34

みなさまの熱いお言葉でもう充分かとは思いますが、やっぱり黙ってられないです。

日本酒を愛し、学んだ経験の無い大多数の方はそういう認識なんだろうなー、とは思います。
でも、知らないのは仕方ないとして、嘘をあたかも事実のように言うのは許せません!
なんで、知りもしないのに、そんなに言い切れるのでしょう?
知らないなら書かなければいいのに。
この方の他の作品も全てウソに思えてしまいました。

この本、書店では見かけていたのですが、買わなくて良かったです。
ありがとうございます(笑)。

投稿: かず | 2006/01/28 01:12

某ラジオ番組でニュース等では的を得たコメントをしている博学の弘兼憲史氏とは思えない文面ですねぇ。

日本酒について余りにも認識が無さ過ぎます。この本、著者もですが編集者も日本酒に対する知識・認識が無いんでしょうね。こんな誤った文面を訂正できずにそのまま載せるんですから。

こんなんで、日本酒に対する誤った知識が広まるのが、何か悲しいですね。

氏の漫画大好きなのに...

投稿: Hory | 2006/01/28 04:12

もう皆さんのコメントだけで十分だと思うので、
価格についてだけ書かせていただければ、
システムの違いに過ぎないのでは?
ワインでは需要と供給のバランスの上で成り立っていますが、
日本酒は蔵元の設定した価格、
それ以上で売るとプレミアとして侮蔑の対象になってしまいます。
日本酒でもYahooオークションで、
龍泉?龍月?は100万をつけたこともあり、
価格で価値を計るというのはいかにも島耕作らしい発想です。

投稿: みみず | 2006/01/28 07:43

《えぬこさん》
弘兼さんはワインに関しては、本当に深い造詣と愛を持っていらっしゃるようなので、それを少し日本酒にも向けていただければなぁ、と思ったりしました。
惜しい事です。


《きくちゃんさん》
ワインの事はひじょうに良く語っておられるんですが、勢いあまって日本酒に言及してしまった、という感じですかね。でも、そこが生半可なので日本酒好きとしては不満を持ってしまいました。


《菱沼かれいさん》
そういえば、菱沼かれいさんがこの所記事にしていらっしゃる新潟酒の探求。
同じ新潟の酒なのに、これほど味に違いがあるのかと思わされますよね。
やはり「日本酒」、「新潟の酒」とひとくくりに語ると良くないのでしょうね。


《hirorinさん》
ワイン好きのhirorinからそう言ってもらえると嬉しいです。
「どうだ!お前たちワインに納豆をツマミにする事ができるか!!」
水戸黄門様の印籠を出したい(笑)。

投稿: 地酒星人 | 2006/01/28 10:48

《かずさん》
>大多数の方はそういう認識なんだろうなー、とは思います。

そうですね、それは私も思いました。
でも、自分の国の伝統的な酒なのですから、好みは別として良く知っておいて欲しいなとは思います。そして良く知れば、乱暴にくくる事の出来ない世界があるとわかってもらえると思うのですが。


《Horyさん》
同じところで尾瀬あきらさんの本も出していますから、どうなんでしょうねぇ。
編集プロダクションにまる投げしてしまっているのかもしれませんけれど。
いずれにしてもワインの素晴らしさを強調する調味料として誤った日本酒知識を持ち出されるのは勘弁願いたいです。


《みみずさん》
>龍泉?龍月?は100万をつけたこともあり、
本当ですか?びっくりです。
でも、本当に流通のシステムの問題なんですよね。
なので、一概に値では捉えられないんですよ。
良く知らないのですが、一本1000円のワインも百万円のワインも、大元の酒税は同じなんでしょうかねぇ?

投稿: 地酒星人 | 2006/01/28 10:59

大反響ですね!!
やっぱり日本酒の事を愛する人達は真実を分かっている。そして、日本酒の良さを伝えるのに、他の酒を引き合いに出す事もない。

世間の大多数の人は騙せても、信実を知っている日本酒好きは騙されない!!
氏の知識の無さ、ボキャブラリーの無さを露呈している本という事で、哀れんでしまいます・・・。

投稿: 山輝亭 | 2006/01/28 12:40

うわぁ、イタイわぁ・・・

あ、ごめんなさい、お久しぶりです♪

いや、ひどいですねぇ、・・・
ちょうど昨日本屋さんでこの本見かけたんですよ。尾瀬さんの日本酒本と並べておいてありました。尾瀬さんのは2冊とも持ってて、これは日本酒への愛とちゃんとした知識とで書かれてると思うので、ついそのレベルかと思っちゃうんですが、トンデモ本だったんだ・・・。
表紙の絵とかオシャレだし、「知識ゼロからの・・・」とうたってますから、これからワインを楽しもうかな、という方が手に取る率高いと思うんですよね。そういう本で(まったく日本酒知らない方に)そんな間違った情報を吹き込んでしまうなんてホント笑い事じゃないですね。
で、ちょっと検索してみたんですが、これ出版されたのって2000年12月なんですね。もう5年も前の本なんだ・・・。じゃあ少しばかり情報が古いのはしかたないとしても、こぉんなトンデモ本が5年も店頭に置かれて売れ続けてるってのはさらに大問題だわ・・・
出版社に、内容訂正して改版するか、さもなければ絶版にするようねじこんでやりたいわっ。
・・・て、うわぁ!
2005年1月にさらに
「知識ゼロからの世界のワイン入門
イタリア、カリフォルニア、スペイン、チリ、オーストラリア、ドイツ… 」て続編(?)出てるし!!
(同じく弘兼 憲史著・・・)
http://www.bk1.co.jp/product/2518960

今度はどんなことを・・・うう、気になる気になる。

投稿: ろーじー | 2006/01/29 08:47

《山輝亭さん》
一泊二日の温泉旅行から先ほど帰って来たんですが、やはり日本酒に対する誤解が蔓延している事を旅先でも感じましたね〜。
だからこそ、こういった本では正しい知識を記して欲しいと思います。


《ろーじーさん》
いや、ワインそのものに関する記述は正しいのでしょうし、おそらくは問題なないのだと思うんですよ。
ただ、ところどころ出て来る日本酒の事が・・・(^^;)。
続編が出ているとは知りませんでした。また日本酒が引き合いに出されていなければ良いのですが。

投稿: 地酒星人 | 2006/01/29 20:10

まー、純米酒至上主義のご本尊、上原浩センセをはじめとする錚々たる人たちによる日本酒本にも似たりよったりの酷い記述もあります。「ワインなんか葡萄をすりつぶして放っておけばできてしまう」など、ボルドーの一級シャトーの近代的な設備と製造法を見れば、とても口に出せる言葉ではありません。あちらにも最新の技術を駆使した上での伝統の重み、というものが厳然とあるわけで、まぁ、お互いにやっていることは「贔屓の引き倒し」だと思っておけばいいのではないでしょうか。

blackjoker さんの、「興味の無い事を引き合いに出すとこうなるという良い例。」というのがまさに正鵠を射ていると思います。

「以って他山の石となす」というのが肝心です。自戒しましょう。

投稿: kshimz あらため目黒の清水 | 2006/01/29 22:42

ははは・・・。
それはまた上原先生らしい豪快なおっしゃり方。
と、微笑んでしまうのも身びいき故でしょうか(^^;)。

>「以って他山の石となす」
そうですね。肝に銘じたいです。

投稿: 地酒星人 | 2006/01/29 22:57

そうそう、

> ワインのように素人がやっても醗酵してアルコールがある程度でる純米酒があるだろうか?

東北地方に行けば“どぶろく”がありますね(笑) 厳密には「純米酒」の法的な表示基準は満たしていませんが「米だけの酒」ではあります。

また、山田陽一さんの本、「酒をつくる  自家醸造酒の本格レシピ」や「台所でつくるシャンパン風ドブロク」の通りに造れば、素人でもアルコール分10%程度の酒ができます。これは、麹と酵母を使った、本格的な日本酒の製造法に沿った方法論です。仕込み量が少ないので、さすがに段仕込みはやっていませんが(笑)

私は日本酒の本を相当読んできましたが、いわゆる学術本を除けば、この山田陽一さんの視点、スタンスが最も信頼度が高いと思っています。「酒をつくる  自家醸造酒の本格レシピ」の最終章など、15年前に書かれた文章ですが、今に至るまでたいていの日本酒本に対して通用する警鐘に満ちています。頂門の一針は

「僕は酒を愛し、評論家の書いたいろいろな本も読んだが、どれも皆事実というより雰囲気やロマンチックな幻想に寄りかかって記述されているような気がする。メーカーの広告も嗜好品とはいえ、まともな情報発信というよりもイメージに負っているものがあまりにも多い。そろそろ本当のことがあたりまえに通用するようになってほしい。 」

でしょうね。

尾瀬センセの本にも、上の指摘が通用する記述が少なからずある、と私は思っています。

投稿: kshimz あらため目黒の清水 | 2006/01/29 23:33

ほ〜、自家醸造酒の本格レシピとは面白そうな本ですね。
是非読んでみたいです。
山田陽一氏も存じ上げませんので、今度さがしてみますね。
広告に関していえば、やはりサントリー広告部の影響がすごく強かった事もあるでしょうね。

投稿: 地酒星人 | 2006/01/30 00:29

う~む、喧々諤々!レスの嵐(笑)!

投稿: 桂自然 | 2006/02/01 00:11

皆さんそれぞれに味の好みがお有りで、様々な味の派閥のようなものを形成されていらっしゃいますが、「日本酒」への攻撃に対しては途端に一致団結するところが頼もしいです(^^)。
細かい好みは人それぞれでも、皆さん日本酒を愛してらっしゃるんだな〜、と思いました。

投稿: 地酒星人 | 2006/02/01 07:52

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