谷山DVD「アタゴオルは猫の森」!
先日発売された谷山浩子のDVD「アタゴオルは猫の森」。
谷山先生(地酒星人は通常そう呼称している。ただなんとなく。)の最新作とあって、Amazonで予約の上、手に入れました。
この作品は“幻想図書館”という、彼女が時折行っている演劇と歌をミックスさせたオリジナル舞台の記録です(中島みゆきの“夜会”の谷山版というとわかりやすいだろうか)。
このDVDの“アタゴオルは猫の森”は3作目。ますむら☆ひろし氏のファンタジー漫画が原作です。
登場人物は6人。しかし、その中に本職の役者は3人しかいません。残り3人は谷山先生とミュージシャン2人(石井AQと斎藤ネコ。谷山作品に多く関わっている)。
アタゴオルという猫が暮らす土地で、主人公のヒデヨシ(石井AQ)を中心とした不条理ドタバタが繰り広げられる。扮装は“気の抜けたキャッツ”のような猫である。谷山先生はテンプラという男の子の役。要所では谷山先生の楽曲が演奏され、物語が進んで行くという構成である。
谷山先生の演技はお世辞にもうまいとは言えないが、以前に比べれば格段の進歩だし、この舞台のために書き下ろされた新曲はさすがの出来である。
なかなか楽しみながら眺めていたのだが、お茶を運んで来た妻がひとこと。
「あ、学芸会だ。」
ガガ〜ン・・・・!!
そうです。そうなのです。
谷山ファンである私、地酒星人。学芸会に自分の知り合いが出ているノリで楽しんでいたのです。誰もこの舞台を劇団四季のミュージカルなどと並列で考えてはおりません。
本職の3人は芸達者だし、ミュージシャンの2人も思わぬ好演を繰り広げている。しかし、このDVDを買う人は谷山先生しか見ていないのである。
幻想図書館第1作の時は、まったく表情を作る事の出来なかった谷山先生が、その後“夜会”の出演などを経て、見られるほどには演技をする事が出来た事を寿ぐような気持ちで眺めておったのでした。
しかもアンコールではネコ耳を頭につけての定番曲“猫の森には帰れない”。
谷山ファンで有り続ける事は、この気恥ずかしさとの戦いでもあるのです。
でも、でも良いんです。
ネコ耳、上等!
私より5歳年上の彼女がネコ耳だって、良いじゃないか!
分別をつけない所が彼女が常人では無いところだ。
キープ・オン・ロッキン!
誰もローリング・ストーンズに「良いトシしてロックなんかやめろ」と言わないじゃないか!それと同じだ!
と、ひとり深夜のモニターの前で力を入れているのでした。
(ああ、怖くてこの記事を谷山先生のブログにトラックバック出来ない・・・)
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コメント
谷山浩子。ごめんなさい(先に誤っておく)!まだ歌っているとは・・ビックリ知らなかった。
私は「おはようございますの帽子屋さん」という(デビュー曲?)歌を聴いたときに、声と歌詞が可愛すぎてちょっと恥ずかしいような感じがしました。他にはあと2曲くらいしか知らないけど、独特の世界ありますよね。
でも、今でもネコ耳つけたりしてるんだ・・ある意味私の師匠に値します。
投稿: hirorin | 2005/10/15 15:44
いやー、逆にhirorinさんが谷山先生の事を知っているのにビックリしました♪
しかも「帽子屋さん」を知っているなんて。
どちらかというとNHKみんなのうたの「まっくら森のうた」や「おはようクレヨン」の方をご存知かと・・・。
彼女のコンサートはだんだん会場規模は小さくなってはいますが、それでもほぼ席は埋まるんですよ〜。なおかつ毎年1枚はニューアルバムを出しているし。
強力な固定客が付いているんですね(自分も含め)。
>今でもネコ耳つけたりしてるんだ・・ある意味私の師匠に値します。
hirorinさんも負けずにがんばって下さい!
投稿: 地酒星人 | 2005/10/15 20:12
谷山浩子さんも、こういう事してるんですね。
中島みゆきファンとしては「夜会」を連想しろと言われれば、簡単に連想できますが・・・、学芸会なのですか?
でも、物語に合わせて、演奏したいと言う気持ちは少なからず分かりますよ。
ファンは知っていても谷山浩子さんも、中島みゆきさんも、知らない人からすれば年齢不詳ですよね。
投稿: 山輝亭 | 2005/10/16 07:31
TB出来なかったので足跡残します。
投稿: とし坊 | 2005/10/16 08:54
《山輝亭さん》
ひとことで言ってしまうと、ファンでなければ退屈なのではないでしょうか。
でもファンにとっては大変おもしろいです。谷山さんの曲と同じく、一度目より二度目以降の方が楽しめます。
あ、そういえば夜会に谷山さんが出演した事があるんですよね〜。ビデオ化されていないので、その“勇姿”が見れず残念です。
中島みゆきさんは、谷山さんよりさらに年上ではなかったかと・・・。
《とし坊さん》
コメントありがとうございます。
TBできませんでしたか?
とし坊さんのサイト、拝見しました〜。いろいろな話題があって興味深いです〜。
投稿: 地酒星人 | 2005/10/16 17:16
お邪魔します。AQUAと申します。トラック・バックを辿って来ました。
15年ほど谷山さんのファンを続けていますが、こういう演劇が催されている情報は得ていたものの、DVDが発売されているなんて全然知りませんでした。
演劇の出来自体はちょっと微妙なようですが、ファンとして1度は観ておきたい気もします。
投稿: AQUA | 2005/10/19 20:20
AQUAさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
谷山ファン15年ですか〜。
そういう私は何年だろう・・・え〜と、ざっと25、6年ですか(驚!)。
“幻想図書館”は第1回目の「雪の女王」もDVD化されていますよ〜。
(ご存知でしたら、失礼。)
「アタゴオルは猫の森」も、なかなか良い曲が演奏されていますので、是非ご覧になってください。
投稿: 地酒星人 | 2005/10/19 21:18
こんばんは~♪
谷山浩子さん、なつかしいですねぇ!
「カントリー・ガール」わりとそっくりに歌えたりしますよ私(笑)
そういや中島みゆきのかの名曲「地上の星」が出たとき、とりあえず谷山さんの往年の名曲「地上の星座」を思い出しちゃった私でした。
んで、さらに「アタゴオル」とは、ダブルでストライクゾーンです♪そのDVD見たーい☆
投稿: ろーじー | 2005/12/09 02:30
>「カントリー・ガール」わりとそっくりに歌えたりしますよ私(笑)
マジですか? 谷山さんは独特な声なので、似せるのって難しいですよね。
地声が似ているのかな?
「地上の星座」をご存知とは、なかなか詳しいですね(^^)v
投稿: 地酒星人 | 2005/12/09 08:32