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2005年9月の31件の投稿

2005/09/30

日本一おいしいラスク!

悲しい時〜
6時に起きて1時間かけて作った記事が
操作ミスで一瞬で消えてしまった時〜

・・・という事で。llllll(- _ -;)llllll
静岡酒4連発の後は、ちょっと毛色の違う記事を。

先日、日本一おいしいラスクとして評判の麦工房の東京店へ行って来ました。
南青山の、表参道の交差点近くにあります。
シベールという、山形を本拠としているラスク・焼き菓子のショップで、ラスクがおいしいと評判のようで、一度食べてみたいと思っていました。
なかなか品の良いアットホームな感じの店舗で、購入したのは3種類の小袋。すべて400円でした。
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まずはガーリック味。
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そしてオニオン味。
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さらに、ごま風味。

帰宅後、さっそくガーリック味を食してみます。
パリパリとした食感が良いですね。固すぎず、柔らかすぎず。それは味付けに関しても同様で、濃すぎず薄すぎずの丁度良い兼ね合い。
この辺りが日本一おいしいラスクと評判を取る由縁でしょうか。
考えてみると、あまりラスクというものを食べた事がないので、日本一かどうかの判断は正確には出来ませんが、おいしい事は間違いありません。
rask
写真はガーリック味。

しかし、このラスクの焼きたては、さぞやおいしいんだろうなあ・・・。

pic_0200【麦工房 東京店】
東京都港区南青山5-6-3 メーゾンブランシュ
TEL.03-5774-4181
営業時間 10:00〜19:00

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2005/09/29

小夜衣・特別純米酒!

静岡酒、さらにつづきます。
小夜衣(さよごろも)特別純米酒です。

kshimzさんのサイトで存在を知り、是非飲みたいと思っていました。
菊川市で蔵元さんが一人で造っている、こだわりの酒のようです。
東京で唯一、大森の田中屋酒店で扱われている事を知り、連休に行って来ました。
店主の田中さんに「一番小夜衣らしいのをください」と言って、出してもらったのがこの特別純米酒です。

sayogoromo香りはうっすらと有る以外はほとんど感じられません。
口に含んでみます。柔らかい当たりでさっぱりとキレの良い印象。中盤、米の旨味が上品に広がります。後半にひやおろし的な、好ましい熟成された風味を感じます。この栗のようなチーズのような風味がたいへん良いアクセントとなっており、基本が穏やかな酒質である事も相まってどんどん飲めてしまう酒ですね。
この熟成味は、当初からのものなのか、出荷(05.04)から現在までに乗って来た旨味なのかは良くわかりませんが(おそらくは後者)、しっかり造られている酒ならではの秋上がりなのでは?と感じました。

まったく知らなかった旨酒を、またひとつ知る事が出来ました。
小夜衣は他にも面白そうな酒がたくさん有るようですので、機会を作って飲んでみたいと思います。
(ちなみにこのラベル、普通のコピーで印刷されているようです。その辺りも手作り感が出ていて良いですね。)

【スペック】
小夜衣・特別純米酒  1.8l/森本酒造(静岡県菊川市) 使用米:不明 精米歩合:60% アルコール度数:15度以上16度未満 購入場所:田中屋酒店(大森) 価格:2500円 出荷年月日:05.04

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2005/09/28

杉錦・山廃純米原酒ひやおろし!

静岡酒、つづきます。
杉錦の山廃純米原酒ひやおろしです。
ラベルには“濃醇甘口”とあります。さて、いかに。

suginishiki香りはひとことでいうと、“乳酸菌〜っ!!”という感じです。酸の強さを予感させる香りです。
口に含むと、やはりその通り。強い酸と、ラベル通りの甘さ。そしてコクのある濃醇な米の旨味がドド〜ンとやって来ます。そしてバニラ、チーズを思わせる熟成された風味でコーティングされています。
甘酸っぱい酒は好きではないのですが、この酒はキレがあるのか、嚥下した後のさっぱり感があり、飲み進めて行く事が出来ます。
燗をすると味がさらにふくらみます。特筆すべきなのは燗冷ましが旨い事。この酒はもっと熟成させると、さらに味ノリがするような気がします。
ひじょうに個性的で旨い酒ですが、個人的意見としてはもう少し甘さをおさえられると、より飲みやすく旨くなるのではないかと思います。

静岡酒の山廃はおそらく初めて飲んだと思います。静岡の酒の多様さを感じました。

【スペック】
杉錦・山廃純米原酒ひやおろし 720ml/杉井酒造(静岡県藤枝市) 使用米:玉栄(滋賀県産) 精米歩合:55% 日本酒 度−8 酸度:2.0 アルコール度数:17度以上18度未満 購入場所:田中屋酒店(大森) 価格:1365円 出荷年月日:05.09

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2005/09/27

國香・特別本醸造!

先日、ヴィノスやまざき広尾店で購入した酒です。
國香の特別本醸造
國香は以前、特別純米酒を試したところ結構ハードな印象でしたが、焼津の居酒屋で純米大吟醸を飲んだところ、磯自慢系のひじょうにフルーティーな仕上がりの酒でした。
さあ、この特別本醸造はいかに。

kokko2香り。ボリュームは小さいですが、うっすら吟香のする品の良いもの。
味わってみます。あたりは柔らかめで、やはりフルーティー感有り。鼻腔に抜ける米の旨味系芳香が心地良し。
この酒も、どことなく磯自慢の本醸造を思い起こさせます。ただし、磯自慢ほどのまとまりは無い印象。
後半、開栓三日目からは辛さが強めに出て来た感じで、飲み終わるまでそれは変わりませんでした。
一般には知られていませんが、ひじょうにCPに優れた酒ではないでしょうか。ただしヴィノスやまざきの場合、横に同じような値で磯自慢が並んでいるわけで、どうしてもそちらに手が伸びる部分はあるでしょうね。

國香はまだ全体像を把握出来ておりませんので、今後はkshimzさんご推薦の純米吟醸か吟醸「雅のしずく」を試してみたいと思います。

【スペック】

國香・特別本醸造 1.8l/國香酒造(静岡県袋井市) 使用米:五百万石 精米歩合:55% 使用酵母:静岡HD-1 日本酒 度+9 酸度:1.2 アルコール度数:15度以上16度未満 購入場所:ヴィノスやまざき広尾店 価格:2039円 出荷年月日:05.06

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2005/09/26

志太泉・本醸造ひやおろし!

先日、光が丘の酒泉たつなみで試飲の上、購入した酒です。

志太泉・秋上がり本醸造原酒ひやおろし。19度以上ある生酒の原酒です。

shidaizumi2原酒好きの地酒星人に店頭で強くアピールをしたのでした。
香りは控えめながら熟した洋梨風の吟香とアルコール感の混じったもの。
口に含むと、原酒らしい強いアタックがやって来ます。熟した果実的風味と米の旨味をミックスし、やはり強めのアルコールでコーティングしたような、旨いけれどかなりハードな味。
志太泉は初めてだったのですが、いわゆる静岡のスムーズ&クリーンな味とは一線を画す印象です。
ひやおろしという事ですが、熟成味は感じられず、どちらかといえば“しぼりたて”のような、若々しい感じのする酒ですね。
昔、似た酒を飲んだなあと思ってしばらく考えていてようやくわかりました。
黒龍の「垂れ口」本醸造です。やはり熟成方向の酒ではありませんね。

飲み終わるまでの数日の間、特に酒質も変わる事無く(もちろんヒネも無く)、常に強いアタックを見せていました。ひじょうに気に入って飲んでいましたが、強アタック一辺倒のため、逆に最後の方は若干飽きて来てしまいましたね。
今度はレギュラーラインの志太泉を試してみたいと思いました。

【スペック】
志太泉・秋上がり本醸造原酒ひやおろし 1.8l/志太泉酒造(静岡県藤枝市) 使用米:兵庫県産山田錦 精米歩合:60% 杜氏:田中幸夫(南部杜氏) 日本酒 度+4 酸度:1.45 アルコール度数:19度以上20度未満 購入場所:酒泉たつなみ(光が丘) 価格:2450円 出荷年月日:05.09

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2005/09/25

最近観た映画!

地酒星人は映画好きなので、レンタルや映画館問わずよく観ます。
しかし、ひじょうに激しい波があり、数ヶ月まったく観なかったり、数週間毎日のように観たりするのです。まあ、最近は大体レンタルが多いのですが。

ここ一ヶ月も結構波が来ていて、いろいろと観漁っているのです。
以下、何本かをひとことインプレッション(旧作も多いですが)

隠し剣・鬼の爪★★★
kakushikenたそがれ清兵衛のヒットに続く、山田時代劇第2弾。こういう場合、前作はしのげないんだよなあ、と思っていたのだが予想外に健闘。面白かった。永瀬、松ともに好演。全体に「たそがれ」を上回ってはいないと思うが、ラストはとても爽やか。




バイオハザード2・アポカリプス★★
ゾンビの扱いが少なくなり、その変わりに人造人間のような化け物が登場。う〜ん、前作の方が良かった気がする。

エイリアンvsプレデター★★
何も考えずに恐がり、楽しめるB級テイスト溢れる作品。プレデターって、なんか男気が有ってカッコ良い。顔は気持ち悪いけど。

イン・ザ・カット
メグ・ライアン主演のセクシー・サスペンスといったところか。なんか主人公の気持ちが良くわからないので感情移入出来ず。もう20分は短く出来るのでは?引っぱり過ぎ。メグ・ライアン萌え〜、の人には良いでしょう。

東京ゴッドファーザーズ★★★
tokyogod今敏監督のアニメーション。クリスマスイブに捨て子の赤ん坊を拾ったホームレス3人組のドタバタ・ジェットコースタームービー。かなり楽しめます。







赤目四十八瀧心中未遂★★★★
akame挫折して尼崎へ流れて来た青年が、場末に暮らす人々と関わりながら、再び旅だって行くまでの物語。青年と恋に落ちる寺島しのぶが良い。登場人物がみんな癖有りまくりのディープな尼崎ワールド。これ、すごく気に入りました。





ドーン・オブ・ザ・デッド★★★
dawndead79年に制作された「ゾンビ」のリメーク。とは言っても、現代のゾンビは動きが早い。全力疾走で襲って来るゾンビの恐さったら。前作も見ているが、なかなか甲乙付けがたい面白さ。







ランド・オブ・ザ・デッド★★
これはゾンビ映画最新作。世界に蔓延したゾンビ。ゾンビの入れない街を築き、暮らす人間達。しかし、ゾンビ達が徐々に知能を持ち、人間が逆襲される。う〜ん、ゾンビ映画の第一人者ロメロ監督にしては今イチか。だって、人間の横暴な振る舞いに、ヒューマンな怒りに燃えるゾンビって・・・ぜんぜん恐くないんだもん。ゾンビの方に感情移入の出来る希有な映画。B級スプラッターシーンは満載。

ヴァン・ヘルシング★★
吸血鬼退治のヒーローもの。舞台は中世のルーマニア。CGが力入っていて、結構楽しめます。

28日後★★★
28days事故で意識を失っていた主人公が目覚めてみると、世界は病原菌に犯されていた。感染した人間はまるでゾンビのように人を襲い、感染者を増やして行く。イギリスの陰鬱な気候と、自由を奪われた人間達。息詰まる展開がグッド(変ですか?)。





う〜ん、今月はゾンビ映画強化月間であったか。

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2005/09/24

キングダムハーツ!

仕事上の参考にしたいと思いやり始めたゲームに、こんなにハマッてしまうとは!?
キングダムハーツ。
2002年に発表された、ディズニーとスクウェアがコラボレートしたPS2のゲームです。ゲームに詳しい方でしたら何を今さらという感じかもしれませんが、とても良く出来ているのに驚きました。
kingdom-hearts
ソラという男の子の主人公が、敵に連れ去られた仲間を救うために、ドナルド・グーフィーと共にディズニーの世界を旅して行くストーリーです。
それにファイナルファンタジーのキャラも加わり、格闘有り、シューティング有り、ロールプレイング有りと、様々な要素がてんこ盛りで、まったく飽きる事がありません。
そしてグラフィックの美しさ。アラジンや不思議の国のアリス、リトルマーメイドやピーターパンのネバーランド等様々なディズニーワールドへ行き、その世界を自由に動き回る事が出来る。
ディズニーファンはもちろん、そうでない人でも旧知の映画の世界ですから、とても楽しいし、親しみがわくでしょう。
ナイトメア・ビフォア・クリスマスが好きな地酒星人。嬉しかったのはハロウィンタウンにも行く事が出来る事です。サリーと話をしたり、ジャックと一緒に敵と戦う事で出来るですよーっ!おいおい。

細かいディテールまでとても良く出来ていて、一体何人の人間が幾晩徹夜して仕上げたのだろう、などと思ってしまいます。
そして、やはりディズニーの作品らしく、一環したテーマに沿って作られています。
「どんなに深い闇の中でも、必ず光りは有る。それは心だ。」という、心の強さが一番大切という、ディズニーらしいメッセージが強く伝わって来ます。

やり始めて二ヶ月くらいになるのですが、最後のステージである「エンド・オブ・ザ・ワールド」に達してしまいました。もう少しで終わってしまいます。
寂し〜〜〜っ!!おいおい。
12月に第2弾が発売されるようなので、この勢いではやはり買ってしまうんだろうなあ・・・。

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2005/09/23

市ヶ谷「百舌」!

市ヶ谷の店。といっても酒販店や居酒屋では無く。
人気のラーメン店です。「百舌」(もず)。
市ヶ谷駅から靖国通りを九段方向へ1〜2分歩いた右側にあります(パク森の近くです)。
たま〜に利用している店で、市ヶ谷には強力な競合が無いせいか、いつも結構人が入っています。
mozu2
醤油・味噌・塩を選べますが、この日は醤油味のネギチャーシュー麺にしてみました。850円。
この店のスープは、醤油といっても白濁していて味噌に見えます。
それは味わってみても同じ印象で、醤油と言われなければ味噌だと思ってしまうほど。豚骨ベースなのかもしれません。
mozu

チャーシューは柔らかくおいしいのですが、スープに浸かっていない部分が冷たかったです。これは地酒星人的にはマイナスポイント。やはり暖かいチャーシューでないと。
麺はコシの強い太麺です。スープは一見くどそうなのですが、飲んでみると案外あっさり。

全体として水準は充分クリアしている味なのですが、特別強い印象を残す事はありません。今ひとつ、ココではこうだ!という味ではないんですね。
それでも、この市ヶ谷エリアでは他に主立った店が無いため、人気は続くのかもしれません。スープがあっさりしているので、連日でも食べられると思いますし。

ラーメンと一緒にライスもサービスで付いて来るし(地酒星人はキャンセルしましたが)、店員さんの接客・挨拶は元気が良く丁寧です。
この店は、一見こだわりのラーメン店風に見せていますが、実のところ立地や客層を巧妙に捉えているマーケティング主導のラーメン店のような気がします。

mozu3【百舌】
千代田区九段南4-7-16 森久エンジニアリング九段ビル1F
Tel:03-3264-4115
無休:11:00 〜 23:00

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2005/09/22

ダイヤ菊・純米吟醸原酒「生一本」!

おととい紹介したダイヤ菊・金印と一緒に購入した酒です。
ダイヤ菊・純米吟醸原酒「生一本」
美山錦を59%に磨いて醸した原酒で、ダイヤ菊酒造で試飲をし、気に入ったものです。

daiya-ki家での呑みではどのように感じるでしょうか。
開栓します。
米系の濃醇さにアルコール感をプラスした香り。
口に含むと、予想を裏切らない強いアタックがやって来ます。強めの酸が味を引き締めている感じで、やや荒々しいものの、地酒星人が原酒好きなのも相まって、なかなか良い酒だと思いました。

・・・ところが。
開栓から数日しますと、残念な事にだんだん味がダレ始めてしまいました。もともと強い酸がさらに強くなり、なおかつ甘みも強目に顔を出すようになって、なんとも甘酸っぱい酒に変貌してしまい、呑み進むのがつらいところへ行ってしまいました。
蔵元のHPでは常温保存とされているくらいなので、地酒星人宅での冷蔵庫保管には問題は無いかと思います。

開栓後、まろやかに変わって行く酒かと思っていましたので、少し残念でした。

【スペック】
ダイヤ菊・純米吟醸原酒「生一本」720ml/ダイヤ菊酒造(長野県茅野市) 使用米:信州産美山錦 精米歩合:59% 使用酵母:1001号 日本酒度:±0〜+1 酸度:1.7 アルコール度数:17度以上18度未満 購入場所:ダイヤ菊酒造 価格:1800円 出荷年月日:05.08

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2005/09/21

ヴィノスやまざき広尾店!

ヴィノスやまざき広尾店です。
ヴィノスやまざきは静岡に本店のあるワインを中心とした酒販店で、小田原店、渋谷店に続き、今年7月に広尾店をオープンさせました。
先日のきおさんのブログで情報を知り、さっそく行ってみました。

地下鉄日比谷線を降りてすぐの便利な立地です。
場所柄か、ワインを中心としたショップのようですが、しっかり日本酒のスペースも確保されています(小さいですけれど)。
yamazaki
店の全景。2Fに日本酒スペースがある。タクシーが邪魔ですが、タクシーを待たせて買い物している客がいるみたいで、どいてくれませんでした(苦笑)。

ヴィノスやまざきは磯自慢を世に出すのに貢献した店らしく(詳しい経緯は良く知りません。どなたか教えてください。)、磯自慢は季節限定商品で無い限り、全種類揃うようです。
そして、喜久酔開運などの静岡酒も並んでいます。珍しいところでは國香安倍の雫なども。
県外商品では、八海山菊姫などが目につきました。
ひじょうに精選された日本酒の品揃えの印象でした。
静岡酒好きな地酒星人。利用する機会も多くなりそうです。
yamazaki2
日本酒コーナー

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2005/09/20

ダイヤ菊・金印!

先日の旅行で立ち寄った、長野県茅野市のダイヤ菊酒造にて購入した普通酒です。
ダイヤ菊は、映画監督の小津安二郎氏が生前愛飲していた酒。
蓼科に別荘のあった小津監督は、同じく蓼科の別荘にいる脚本家の野田高悟氏と共に、毎年この土地で脚本を書いていたそうです。
その際に毎晩愛飲していたのが、このダイヤ菊。一升瓶が100本空く頃に、ようやく脚本が出来上がったそうです。とはいっても、酒を飲みながら仕事をしていたわけではなく、毎日きちんと決まった時間脚本の仕事をして、毎晩決まった時間から晩酌を始めていたそうです。やはり小津監督、きっちりとした人柄が出ていますね。

daiyakiku「ダイヤ菊」はとても個性的な名前ですが、「最高の宝石であるダイヤモンドと、日本の名花『菊』とを組み合わせ、最高の品質の酒造りを目指して命名」されたそうです。
小津監督がダイヤ菊を飲んでいた当時と同じ酒というのはないそうですが、それでも当時を知る人が一番似ているというのが、この普通酒(昔の二級酒)だそうで。
ダイヤ菊の中で一番安価な酒です。
ダイヤ菊酒造さんも商売っ気がないというか正直というか、小津監督が飲んでいたのはこれです!といって純米酒あたりを売れば利益が上がるのに、などと思ってしまいました。
前置きが長くなりました。内容です。

香りは品良く僅かに香るのみ。
口に含みますと、ひじょうに柔らかく、ふわっと甘みのある飲み口。後半、少しピリッと辛さが見え隠れします。
やさしい、飲みやすい酒です。雑味的なものも感じられますが、当たりが柔らかいので、気にはなりません。たしかに毎日の晩酌酒として適当かもしれませんね。

燗を付けてみます。すると、甘みは後ろに回り、辛さが強めに顔を出すようになりました。小津監督はおそらく燗で飲んでいたと思いますので、この味が小津監督が触れていたものに近いかもしれませんね。
当時は結構甘口の酒が多かったようですので、その中ではこのダイヤ菊は辛さのあるスッキリと飲み飽きない酒として、監督も気に入って毎晩愛飲していたのではないかと想像しました。
このダイヤ菊、ひじょうにクラシカルな良いラベルが用いられています。
このブログを始めてからラベルのコレクションはしなくなっていたのですが、久々に取っておきたいラベルだと思いました。
肩ラベルに、「ロータスクーポン」という、ベルマークのような表示があります。酒でこういうのを見るのは初めてですね〜。
coupon

【スペック】
ダイヤ菊・金印(普通酒)1.8l/ダイヤ菊酒造(長野県茅野市) 使用米:トドロキ 精米歩合:70% 使用酵母:901号 日本酒度:±0 酸度:1.3 アルコール度数:15度以上16度未満 購入場所:ダイヤ菊酒造 価格:1800円 出荷年月日:05.09

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2005/09/19

地酒星人in真澄!

先日、上諏訪の宮坂醸造を訪ねると地酒星人が居ました。
唎き酒のし過ぎでしょうか。いつもの事ながら、フラフラしています。
聞くとまだ一軒目との事。
こんな感じであと4軒の蔵元を回れるんでしょうか。

masuminoren2

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2005/09/18

本金・純米酒「胡蝶」!

先日の旅で直接蔵元から購入した酒の内の一本です。
「本金」の純米酒「胡蝶」
こうした完全に地元流通の酒に接する事が出来るのが旅の楽しさでもありますね。
諏訪湖畔で呑んだ本金のカップ酒は、ひじょうにあっさりしていて、呑みやすい酒でしたが、こちらの純米酒はいかに。

kocho香りはごくおとなしいものです。優しい米系の香りにアルコール感をプラスしたもの。
口に含んでみます。
やはり刺激の少ない、優しい飲み口ですね。ほんのりと甘みが感じられます。純米ですから、もう少しパンチがあるかと思いましたが、ひじょうにおとなしい酒質です。
カップでも同じように感じましたので、この辺りが「本金」の特質でもあるのでしょうか。
スペックを見ますと、アルコール度数が14度以上15度未満でした。これは一昨日紹介した正雪の低アルコール酒と同じです。パンチの無さ、言い換えれば優しさはこの度数とも関連しているのでしょうか(地酒星人が原酒好きという事もあるかもしれません)。
燗付けをしてみても、印象は同じでした。

「本金」の名は、左右対称の文字のように裏表の無い商売、常に「本」物で一番(金)の製品を目指して命名されたそうです。
先日訪れた諏訪の蔵の中では一番商売っ気が無いというか、地味な蔵でしたが、16年度に金賞を受賞するなど、実力は持った蔵のようです。

関係無いですが、この蔵元も宮坂姓のようですが、諏訪のあたりはこの姓が多いようですね。

【スペック】
本金・純米酒「胡蝶」720ml/酒ぬのや本金酒造(長野県諏訪市)使用米:不明 精米歩合:60% 使用酵母:アルプス酵母 日本酒度:±0 酸度:1.6 アルコール度数:14度以上15度未満 価格:955円 購入場所:酒ぬのや本金酒造 出荷年月日:05.09

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2005/09/17

酒泉たつなみ!

いつもコメントを寄せていただいている「おっかんさん」のスタジオでの打ち合わせ(多くは無駄話?)が終わった際に「近くに酒屋があるんだけど、帰りがけに見てく?」と言われ、地図を書いてもらい、ちょっと駅から遠回りにはなるものの軽い気持ちで見に行く事に。

tatsunami2
店の名前は「酒泉たつなみ」
まったく知らない店だったのですが、外に飾られているディスプレイを見るになかなか良い品揃えをしている様子。入ろうかどうしようか考えていると目に入ったのが、一枚の貼り紙。
「十九 旅」。
おっ、十九は山輝亭さんのブログ他いろいろで見た酒だ!と思い、さっそく入店。
店内を見回してみると、なかなか結構な品揃えをしています。
おっ、同じく山輝亭さん推薦の水尾がある、蓬萊泉もある!という事で目移り状態。え〜と、どれが旨いんだっけな〜と記憶を呼び覚まそうとするも、活動のにぶった脳細胞からは答えが出て来ない(ちゃんとメモをしていないから、こうなる)。
ならば、十九が気になるという事で、新入荷の「旅」の前に。
悩んでいると、ご主人が声をかけてくれた。
「試飲してみますか〜?」
地酒星人、こういう時は反応が早い。
「はいっ!!」
十九の他に、新入荷のひやおろし他数本も利かせてくれるという。
tatsunami3
右から順番に利いてみる事に。
一番右、ご主人おすすめの「志太泉・本醸造原酒ひやおろし」。これには虚を突かれる。う・・・旨いじゃん。本醸造と思えない濃醇な旨さ。志太泉とは直取引をされているらしい。去年くらいから体制が変わり、新しい杜氏になって意欲的な酒造りを始めているそうだ。
次に開運・純米ひやおろし
こちらはひじょうに落ち着いている。それでいて、上立ち香より含み香の方が豊富で、後半米の旨味が立ち上がって来て伸びる印象。
そして
天明の亀の尾を使った瓶囲いが2種(生と火入れ)。開運と同じ方向だと思うが、やや地味な印象。というか、その辺が天明だとは思うのだが。
そして、
十九(なんか青春18きっぷを連想してしまうなあ・・・)
山田錦を用いた純米酒。おりがらみだそうで。スペック非公開ながら、酸度が2.4あるらしい。
酸の強さや雑味も酒の味の内、というポリシーで醸されているようだ。
やはりひじょうに個性的な味。でも、明確な主張は感じ取れる。呑み込んで行けば好きになるかもしれない。
今回は、最初にインパクトが強かったのと静岡酒強化月間(自分の:笑)という事で、志太泉をいただいて行く事に。
予定外に一升瓶を下げて帰る事となった地酒星人。都営地下鉄の大江戸線・光が丘駅へ急ぐのであった。
良い酒屋さんを教えてもらった。また来ようっと。

tatsunami1  
ご主人の上田さんはすごく親切で誠実な印象の若い方。是非写真をとお願いしたのだが「苦手なので、その変わりこれを」という事で、漫画家の高瀬斉さんが書かれた似顔絵を撮らせていただきました。

酒泉たつなみ
〒179-0075 東京都練馬区高松4−12−15
営業時間10:00am-20:00pm
定休日:月曜日
電話03-3990-4040

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2005/09/16

正雪・純米吟醸「山彦」!

こちらも昨日と同じく由比の神沢川酒造場にて直接購入した正雪純米吟醸「山彦」です。
地元流通の低アルコール酒という設定のようですね。飲食店での女性客用の需要に向けて作られたもののようです(何故「山彦」というのかまでは聞き忘れました)。
アルコール度数が14度以上15度未満という事なので、極端に低アルコールという事ではないのですが、はてさてどのような味でしょうか。

yamahiko開栓してみます。
吟醸香はかすかにしますが、ごくつつましいもの。
口に含んでみます。
・・・う〜ん、ひとことでいって薄い。
含み香もか細いし、旨味もごく僅かにしか感じられません。冷やし過ぎかと思い、常温になってからも試しましたが、多少味が豊かになるものの、基本的な印象は変わりません。
正雪の良い部分があまり感じられませんね。
正雪って、普通にしていてもスルッとしたのど越しでアルコールをあまり感じさせないのですから、女性向けにどの位出ているのかはわかりませんが、わざわざ割水をする意味があまり感じられません。
珍しい正雪を手に入れる事が出来、ファンとしてのコレクト欲は満たしましたが、内容は昨日紹介の通常の純米吟醸がはるかに良いです。

【スペック】
正雪・純米吟醸「山彦」500ml/神沢川酒造場(静岡県由比市)使用米:不明 精米歩合:50% 杜氏:山影純悦(南部杜氏) アルコール度数:14度以上15度未満 購入場所:神沢川酒造場 価格:866円 出荷年月日:05.07

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2005/09/15

正雪・純米吟醸!

先日の旅で、由比の神沢川酒造場で買い求めた正雪純米吟醸です。
ラベルにはひげ文字のクラシックな正雪ロゴが使用されていますが、地元流通の酒はすべてこのロゴだそうです。
shosetsu-tl但し、純米吟醸から上の内容はすべて都市流通のものと同じという事でした。
なので、中身はいつも鈴伝などで購入しているものと同じなのでしょう。

開栓。
来ました、来ました。正雪独特のバナナの香り
この瓶から立ち昇るのは、いつにも増してバナナです。表現は悪いですが、バナナ味のチューインガムの香りがします。
神沢川酒造場の前には背の高いパームツリーが植えられており、それとこのバナナの香りが結びついて、なんとも南国なイメージで良いなあ、と思ったものでした。
次に口に含んでみます。
これもやはり正雪らしく、障り無くスルスルと飲めてしまうスムーズな、或るいはスムーズ過ぎるともいえる酒質。
初日はあっさりし過ぎの印象でしたが、3日目あたりから味乗りがして来ました。
当初の香りは控えめとなり、米の旨味と熟成味が顔を見せて来て綺麗ではあるが芳醇でまとまりのある酒となりました。旨いです。
秋に飲む正雪の純米吟醸は本当に良いですね。

【スペック】
正雪・純米吟醸720ml/神沢川酒造場(静岡県由比市)使用米:山田錦 精米歩合:50% 日本酒度:+1〜+4 酸度:1.3 杜氏:山影純悦(南部杜氏) アルコール度数:15度以上16度未満 購入場所:神沢川酒造場 価格:1834円 出荷年月日:05.08

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2005/09/14

たいやきわかば!

ようやく夏の旅行記の大作(?)が終わったところで、今日は地元・四谷のお店の紹介を。
「たいやきわかば」。ひじょうに著名な老舗であります。
文字通り、たい焼きのお店。
先日、家族で久しぶりに行って来ました。目的はかき氷だったのですが、やはりここに来るとたい焼きも食べてしまいますねえ・・・。

wakaba
よく行列が出来ている店頭。中にはテーブルが3つあって、店内で食べる事も出来ます。

taiyaki
やって来ました。昔からずっと変わらない味のたい焼き。

taiyaki2

もちろんしっぽまでギッシリと餡が詰まっています。


地酒星人が子供の頃、「泳げ!たいやき君」がはやって鯛焼きブームになり、町内にも新しい鯛焼き屋が出来たりしたのですが、すぐに無くなりました。この「わかば」とは味で勝負にならなかったからです。
ちなみに、たい焼きを頭から食べるか尻尾から食べるかでよく議論が分かれますが、地酒星人は頭派です(笑)。

wakaba-sara
はんなさんのリクエストにより、お皿の画像も追加でアップしてみました。「鯛焼のしっぽには いつもあんこが ありますように 四谷に住む 安藤鶴夫」とあります。安藤さんは直木賞作家にして寄席の評論家の方だったそうですね。高田文夫さん等にひじょうに影響を与えた方だったようで、四谷・若葉町にお住まいだったようです。


四谷見附名代 たいやき わかば
新宿区若葉1-10 Tel:03-3351-4396
営業時間:AM9:00〜PM7:00
日曜定休

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2005/09/13

各駅停車の旅6・最終回《上諏訪リベンジは祭りの終わり篇》

honkin3当初の予定を一日早く切り上げて、帰宅する事となった地酒星人。最後に立ち寄ったのは、今回の旅のスタートの地、上諏訪である。
何故、再び上諏訪か。
理由は二つ。先日、酒蔵めぐりをしたが、後から観光パンフレットを読むと、見落としていた蔵が一つ有った事。
そして、休館だった片倉館の千人風呂に入る為だ。

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2005/09/12

各駅停車の旅5《韮崎の里山探訪篇》

韮崎で落ち着いたホテルは、この旅の中では最も綺麗でくつろげる部屋だった。
シングルが空いていずにツインのシングル利用だったのだが、そのせいで部屋も広く、日中雨に打たれた体を休ませる事が出来た。
nirasaki3 落ち着いたところで、晩酌の出来る店を探して駅前方面へ出かけて行く事にした。
なかなか良さげな居酒屋を見つけたつもりだったのだが、この店は完全なハズレだった(詳しくは日をあらためて)。
帰り道、コンビニに立ち寄って明日の朝食を買い込む。
ホテルでも朝食バイキングはやっているのだが、それより早く出発したかったからだ。

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2005/09/11

各駅停車の旅4《雨の由比宿疾走篇》

焼津のホテルで早朝、目覚めた地酒星人。
iso どうやら昨晩降り出した雨は強くなっているようだ。
台風は確実に近づいている。
本当は今日、掛川へ足を伸ばし開運の土井酒造場を訪ねたいと考えていたが、変更が迫られそうだ。早朝の段階では、東海道線の掛川・天竜川間が降雨の為に不通になっていた(後に運転再開されるが)。
今後不通区間がさらに広がる恐れは十分にある。
この風雨では、焼津の浜で磯自慢を飲むというのもあきらめざるを得ない。

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2005/09/10

各駅停車の旅3《夜の焼津で赤兵衛のもずく篇》

akabestickビジネスホテルはどこも駅から近いと言いたいらしく、どう考えても徒歩7〜8分かかるところを徒歩3分と表記する。
甲府の夜は、このわかりにくいホテルの地図との格闘であった。
いさぎよく全力疾走3分!と書いて欲しい。

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2005/09/09

各駅停車の旅2《諏訪湖花火でズブ濡れ編》

さあ、やって来ました信州・上諏訪駅。
masumi1今日は諏訪湖上で行われる新作花火大会の日。さすがに駅前の混雑は激しいものがある。
観光案内所で酒蔵の場所を聞き、照りつける日差しの中を歩き出す。
ここ上諏訪はいくつもの酒蔵が固まって存在している土地。歩いて6〜7分で始めの酒蔵「舞姫酒造」が見えて来るが、ここはひとつ一番遠い「真澄」から攻めてみよう。
(だって酒瓶持って歩くのってつらいんだもん。)

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2005/09/08

各駅停車の旅1《信州茅野でダイヤ菊編》

青春18きっぷを使った旅を計画した地酒星人。
daiyabb遅くなってやっととれた夏休みを利用したひとり旅である。
一日目の目的は諏訪湖で行われる新作花火大会の鑑賞。その前に諏訪にある酒蔵を見て回りたいと考えていたので、逆算すると土曜朝7時50分四谷発の中央線特別快速に乗らなければならない計算だ。

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2005/09/07

帰ってまいりました!

地酒星人、各駅停車の旅から恥ずかしながら(何が?)帰ってまいりました。
いや、実は旅程を一日切り上げ、夕べ帰宅したのです。
月曜日の夕方くらいから、仕事の問い合わせや相談が相次ぎ(T∀T;)、休み明けに提出する必要の有る仕事が出て来たりして、やむなく帰宅に至りました。今日はこれから自宅で仕事です。
まあ、台風も来ていたり、お金も少なくなったりの事情もあいまってというところですが。
なんかハプニングにまみれた旅行ではありましたが、それなりに楽しかったです。
明日からぼちぼち旅行記をアップさせていただきますので、ご笑覧くださいませ。

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我が家に棲む者たち。

さあ、自動更新も本日が最後。
地酒のネタも尽きたところで(爆)、我が家のペットでも紹介いたしましょう。

以前ハムスターを飼っていた時に判明した長女のアレルギーがあるので、地酒星人宅は毛の付いたペットは御法度。主に“毛”の無いヤツらがたむろしております。

まずこのデカイ態度のグリーンなヤツ。ミシシッピーアカミミガメです。
通称ミドリガメ。あらゆるペットショップや縁日のカメすくいで売られており、我が家には大・中・小の3匹が生息しています。一番デカイやつは、もう3回越冬をしています。そろそろ●●公園に放しに(法律違反!)行こうかと思うのですが、子供達が手放しません。
kame
金魚なんか、ひと呑みやでぇ〜〜〜!!

こちらは5年ほど前から維持している熱帯魚水槽。一時はリシアを入れたりして、水草水槽を目指しましたが管理が続かず放置状態。それでも陰性植物のアヌビアス・ナナやミクロソリウムなどが勝手に葉を伸ばし、それなりの見た目です。
suisou
レモンテトラやブラックテトラなどの魚が10尾ほど。そして苔を食べてくれる掃除屋さんのヤマトヌマエビがやはり10尾。

そしてこれがこの夏だけの(おそらくは)ペットであるクワガタとカブト。
noko
なに見てんじゃ!ワレ〜!!

9月2日現在、カブトのオス1匹、ノコギリクワガタが1ペア。ムシキング好きの次女に無理矢理戦いを強要されつつも、お盆の頃から元気にワシワシ動きまわっています。
特にカブトムシは先日夜間に飼育ケースを脱出。寝ている妻の足に取り付き、悲鳴をあげさせたツワモノです。
beetle
スティーブ・マックィーンみたいに脱走したぜ!

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2005/09/06

陸奥八仙・特別純米ひやおろし!

地酒星人がこよなく愛する陸奥八仙
鈴伝の地下カーブにて、ひやおろしを発見しましたので、早速購入してみました。
今年初めて飲むひやおろしです。

かわいらしい“ひやおろし”ラベルの貼ってある、これは特別純米酒です。
瓶火入れをされているようですね。

mutsuhiyaいそいそと開封してみます。
さすがは陸奥八仙。ひやおろしではあれど、華やかな香りが立ち上がります。
メロン系のフルーティな香り。
口に含んでみます。
強めの甘み・旨味のアタックと共に感じるかなり強めの酸。
そして、その向こう側に感じられる、まさに“ひやおろし”であるところの熟成味。
う〜〜ん、旨い!
フルーティな若さと、熟成感が代わる代わる顔を出して来て面白い。
それらを強い酸が締めて、洗い流して行く感じです。

一本の中に様々な展開があって、まとまりが無いとも言えるかもしれませんが、まだ若いブランドであるこの酒に合っているような気がします。
見るとこれは原酒で、アルコール度数が17.8度ありました。
(後から気づくな!)
当たりのハードさ、酸の強さが気になる方は割水をするとスムーズにいただけるかもしれません。
ひやおろしの楽しみな季節になって来ましたね〜。

【スペック】
陸奥八仙・特別純米無濾過原酒 瓶火ひやおろし720ml/八戸酒造(青森県八戸市)使用米:麹米/華吹雪・掛米/むつほまれ 精米歩合:60% 使用酵母:協会1601号 仕込水:蟹沢伏流水 日本酒度:+3 酸度:1.9 アルコール度数:17.8度 杜氏:伊藤堅一(南部杜氏) 価格:1470円 購入場所:鈴伝(四谷) 出荷年月日:05.08

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2005/09/05

百楽門・純米酒!

以前から知ってはいましたが、なかなか手を出せなかった酒でした。

百楽門。奈良の葛城酒造が醸した純米酒です。
ネットによると、百楽門は全グレード酒造好適米「備前雄町」で造られているようですね。雄町に惚れ込んだ蔵元が造ったブランドという事でした。
1年以上の熟成期間を経て、出荷されるようです。

hyakuraku早速飲んでみましょう。
開栓すると漂うのは強めの熟成香。熟成香の嫌いな方は眉をしかめるたぐいの香りでしょう。
イメージ的には、菊姫の山廃純米を彷彿とさせます。
次に口に含んでみます。
濃醇な米エキス系アタックが来るぞ、来るぞ〜っと待っていると・・・・あれ?意外な事にサラッとした舌触りです。呆気ないほどの淡白さ。もちろん米の旨味もそれなりに感じられるのですが、香りに比べれば随分とおとなしいもの。
面白いですね〜。こんなに香りと味のギャップのある酒は初めてです。

まるで濃厚な香水をたっぷりと振りかけた、化粧っ気のない真面目な市役所の女子職員。(なんか変な比喩ですね?)

これは燗上がりをする酒かも?と思い、試しましたが、味の印象は見事なまでに変わらず。
なんとも、ある意味個性的な酒です。
好きか嫌いかと問われれば、好きではないと答えますが、面白い味をしている為、他のグレードも飲んでみたいと思っている自分が居たりします。

【スペック】
百楽門・純米酒720ml/葛城酒造(奈良県御所市名柄)使用米:雄町 精米歩合:70% アルコール度数:15度以上16度未満 価格:1050円 購入場所:枡屋(四谷) 出荷年月日:05.01

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2005/09/04

お気に入り自作CD!

itunesでさまざまな音楽を取り込み、自分の好みの曲を一枚のCDに焼いています。
多くの曲の中から適当に好きな曲をみつくろって作ったCDが一枚あるのですが、いつも夜寝る時にかけています。
もう数ヶ月同じCDをかけているのですが、全然飽きません。おそらくは体質に合った曲ばかりなのでしょう。
その内容を紹介すると・・・

【1】あこるでぃおん:一青窈
なんかレトロな感じがいいです。

【2】ジュピター:平原綾香
いつ聞いてもスケール感があってよろしいですな。

【3】雨の街を:荒井由美
初期のユーミンの中でもひじょうに好きなスローバラード。

【4】蘇州夜曲:平原綾香
李香蘭の名曲。絶品のボーカル。

【5】翳りゆく部屋:荒井由美
こちらも初期ユーミン。パイプオルガン風アレンジが荘厳。

【6】アリガ十々:一青窈
一青窈が父親を歌った佳曲。

【7】博多っ子純情:チューリップ
財津さんが故郷の博多を思い、作った曲。ボーカルは姫野さんだけど。
旅情がかき立てられる曲ですね。

【8】朧月夜:中島美嘉
古い唱歌を現代風に。葉加瀬太郎のバイオリンが良い味出してます。

【9】さよならのかわりに:谷山浩子
男性ボーカルとのデュエット・パートが切なくて良い。

【10】島人ぬ宝(一五一会バージョン):BEGIN
素朴でじみじみした良い曲です。

【11】ロビンソン:スピッツ
アレンジが良い!歌詞も素敵。

【12】空も飛べるはず:スピッツ
同上。

【13】ロッジで待つクリスマス:松任谷由実
ああ、西武のスキーリゾートよ永遠に。

【14】難破船:中森明菜
ザ・歌謡曲という感じが好き。

【15】もらい泣き:一青窈
独特のヴォーカル、歌詞、アレンジ。

基本的にはナイトキャップという事で、癒し系の曲が多いですが、まだ数ヶ月はこの一枚で行けそうです。

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2005/09/03

今年の祭りを総括!

今年は春から、都内の様々な祭りに行きました。
5月の神田明神、浅草・三社祭り、そして新宿・花園神社の例大祭
6月には地元・四谷の須賀神社例大祭
7月には靖国神社のみたままつり
8月には阿佐ヶ谷七夕まつりと、門前仲町の富岡八幡宮の例大祭
そして先日の麻布十番納涼祭り

みたままつりは特殊ですから別として、地酒星人が一番気に入った祭りは、門前仲町・富岡八幡宮の大祭です。
こちらはブログでくわしく紹介出来ませんでした。
ですが、とても印象深い祭りとして記憶に残っています。
それは何かというと、神社と町が自然に一体化しているところです。本殿と参道に露店が立ち並ぶのはもちろんなのですが、神社に隣接した様々な飲食店などが店を出し、そこここの路地でゴザを敷いて人々が酒を呑んでいたり、祭り半纏姿の子供達が駆け回るなど、神社と一般との距離がひじょうに近い印象を受けました。
tomioka
富岡八幡宮の社殿。

これが例えば神田明神ですと、どうしても社殿の周囲だけが他とかけ離れているイメージがあります(立地上、仕方がないでしょうが)。
都市における祭りの理想的な姿を見た感じがしました。

麻布十番祭りも、それに近い感じはあるしとても楽しめるのですが、こちらは特定の神社の祭りではありませんので、どうしても聖と俗との調和という意味では欠けるものがあります。

とりあえずはここまでに出かけた祭りを振り返ってみました。
東京にはまだまだ行った事のない祭りがあります。
来シーズンは、まだ見ぬ祭りを中心に出かけてみたいと思います。

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2005/09/02

青春18きっぷでひとり旅!

遅い夏休みを、やっととれる事になりました。
明日から水曜日までの5日間です。
とはいっても、もう子供達は学校が始まっており、長期の家族旅行をするわけにもいかず、どうしたものかと考えて、結論を出しました。

ずばり、ひとり旅です。
しかも、青春18きっぷを買っての各駅停車の旅。
様々な場所に行きたいけれど予算が限られる。それならば出来るだけ移動費を抑えたい、というのが最大の理由です。
でも、それを逆手にとって移動の過程を楽しめる旅にしたいと考えています。
(青春18きっぷなのであまり遠くへは行けませんが。)

18kippu

いい年してなんだかなあ、とも思ったのですが、この機会を逃すと一生そんな旅も出来ないかもしれず、妻からも快諾をもらい(感謝!)、明日出発します。
とりあえずはいくつか酒蔵を巡りたいと思っているのと、諏訪湖の花火を見に行きたいと考えています。

荷作りをし、時刻表を確認しました。
なんだかちょっとワクワクしますね。
旅の報告は来週末あたりから出来ると思います。

でも「地酒星人」は自動更新で、旅行中も毎日記事をアップしますので、よろしかったら遊びに来てください。いただいたコメント等のお返事は来週木曜日以降になります。

では!行って来ます。

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2005/09/01

地酒の怪談(2)

地酒は人の手によって造られ、また売られる、ひじょうに人間くさい商品です。
そしてそこには、人々の様々な思い、想念が行き交うことになります。
その事は、いろいろな「怪」を生み出すことにつながっているのです。

またまた地酒にまつわる怪談です。
お閑があったら読んでみてください

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