« 廃刊雑誌の日本酒特集! | トップページ | 駿・本醸造! »

2005/08/04

開運カップ!

という事で(何が)、開運・祝酒カップです。
別に祝う事も何もないのですが、飲むのです。

開運といえば、言わずと知れた能登杜氏四天王のひとり、波瀬正吉氏の醸す静岡の雄。
先日の「地酒トリビア」のように、「常きげん」の農口杜氏と小学校の同級生で、静岡酵母にその名を冠された波瀬杜氏の作。

kaiuncupさっそく開栓。
心地良い香り。吟醸香ではないのですが、「うん、酒の良い香り」という納得感を感じます。
飲んでみます。ひじょうにバランスのとれた香味です。何かが突出しているわけではないのですが、旨味を感じてどんどん飲めてしまいます。ヒネなどはまったく感じません。
CPにも優れていますので日常的に使う酒として、またコンディションに左右されない酒として、夏の旅行先などで飲むのにも適していると思います。

しかし「開運」って味うんぬんは別としても、ネーミングとこのお目出度いラベルでもかなり数の出る酒でしょうね。実際我が家でも贈り物にした事がありますし。

【スペック】
開運・上撰 祝酒 180ml/土井酒造場(静岡県掛川市)原材料名:米、米こうじ、醸造アルコール 精米歩合:60% アルコール度数:15度以上16度未満 価格:225円 購入場所:鈴伝(四谷) 出荷年月日:05.06

n-h

|

« 廃刊雑誌の日本酒特集! | トップページ | 駿・本醸造! »

コメント

たしかに”開運”ってめでたい印象強いですよね〜
日本酒をあまり知らない人が、お祝い事に日本酒を捜していたら飛びつくと思います〜

イラスト、特長つかんでいますね〜
勝手な想像ですが、お二人の印象的に農口杜氏のあとを波瀬杜氏が付いて遊んでいる光景が目に浮かびます〜

投稿: 酔ゐどれ | 2005/08/04 08:17

このクラスでもうまいっていうのが開運のすごいところですね。スペックから想像して、絶賛するほどではないんだと思いますが、でも、一度飲んでみたい。この価格だったら、変なクセとか味の偏りとかがなければ上出来でしょう。

やっぱり、旅行に行ったりすると、椅子もテーブルもグラスもないところで飲むことだってありますから、こういうお酒を知っておくのは大切ですね。

投稿: あつし@暴飲族 | 2005/08/04 10:51

イラストがかわいいです!
コレ、地酒星人さんが書いたんですか?うまいですー。
開運のカップ酒なら、ちょっとしたお祝いなんかにも
いい感じですよね。

投稿: まき子 | 2005/08/04 13:10

「上選」という表記が好きではないですが・・・、
「開運」は大好きです(笑)。

農口杜氏と波瀬杜氏のイラスト、ナイスです!!イガグリ頭が時代を物語っています(笑)。

投稿: 山輝亭 | 2005/08/04 19:28

開運、私も好きです。

>ネーミングとこのお目出度いラベルでもかなり数の出る酒でしょうね。

確かに、お正月のお酒として購入しはる人も多いですよね。

これと逆パターンで、「死神」とか、あるじゃないですか。(古酒のような味でしたが・・・)

ああいうネーミングは、ものめずらしさで買うお客にしか売れない・・・というか、人には贈れないですよね。(笑)

投稿: hanna | 2005/08/04 22:56

《 酔ゐどれさん 》
>農口杜氏のあとを波瀬杜氏が付いて遊んでいる光景が目に浮かびます〜
なんかそんな感じですよねえ。著作の中でもアイツに酒造りを教えてやったみたいな発言もありましたし。


《 あつし@暴飲族 》
開運はいつ飲んでも、どんなクラスでも安定していますよね。
カップ酒なら旅行カバンの中に入れておいても良いですし、ビールよりも扱いは簡単ですからね〜。


《 まき子さん 》
>コレ、地酒星人さんが書いたんですか?うまいですー。
ありがとうございます。お恥ずかしい。
タブレットを使って描いたので、なんかうまくいってないんですが・・・。

投稿: 地酒星人 | 2005/08/05 06:59

《 山輝亭さん 》
昭和7年生まれらしいですから、イガグリと国民服は必須でしょうね。
「上撰」って昔は良く使われていましたけど、意味がよくわからないですね。


《 hannaさん 》
>お正月のお酒として購入しはる人も多いですよね。
たしか元旦に絞った酒なんかも売っていたような・・・。

>これと逆パターンで、「死神」とか、あるじゃないですか。
ああ、なんか見た事があります。あまり飲む気がしないですよねえ。
たしかに絶対贈り物には出来ないですよね(^^;)。
逆に自分に送られて来たらショックを受けそうです。

投稿: 地酒星人 | 2005/08/05 07:05

波瀬さんも農口さんも私の親父と同じ年なんですよね。70超えて頑張るなぁーという気がします(笑)

ところで。

このクラスでも麹米は山田錦というのが開運の凄いところです。このお酒、スペックは特別本醸造ですがあえて特定名称をつけずに売ってます。つまり普通酒です。

ついでに。

「上撰」とは昔の一級酒です。というか、級別制度が廃止されたときに、業界が一斉に以下のように書き換えたことの名残ですね。

・特級酒 → 特撰
・一級酒 → 上撰
・二級酒 → 佳撰

余談ですが、「おいしんぼ」の原作者は、こういう基礎的な知識が完璧に欠落してます(笑) あのマンガを鵜呑みにすると痛い目に合いますのでご注意を。

投稿: kshimz | 2005/08/19 20:36

>70超えて頑張るなぁーという気がします(笑)
農口さんの著書を読みますと、本当にエネルギーと負けん気に満ちた方だという事がよくわかりました。まだまだ頑張って欲しいところです。

>「上撰」とは昔の一級酒です。
勉強になります。 特撰・上撰・佳撰という言葉は、今でもよく使われていますよね。

「おいしんぼ」は最近読んでいないんですが、まだ続いているのでしょうか。だとしたら、よくネタが続きますね〜。

投稿: 地酒星人 | 2005/08/20 11:29

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 開運カップ!:

« 廃刊雑誌の日本酒特集! | トップページ | 駿・本醸造! »