支那そば こうや!
来週に大きなプレゼンを控えているものの、困っている。アイデアが出ないのだ。
我々の仕事はアイデアこそがメシの種であるのに……う〜、う〜。
「そうだ、こんな時は「こうや」へ行こう!」
という事で、仕事から逃避してやって来ました「支那そば こうや」。四谷にある有名店である。
店の中は黒系で統一されている。サメの顎の骨(?)やなんだかわからない魚の薫製が天井からぶら下がっていたりして、国籍不明・ちょっと怪しいアジアの食堂って感じ。
ここは雲呑麺が名物で、今日はそれを注文。ビールも飲みたかったけど、この後仕事場へ戻るので、ガマンガマン。恩田陸の「光の帝国」を読みながら待っていると、やって来ました雲呑麺。
丸くてたっぷり肉の詰まった大振りな雲呑が、ごろんごろんと5つ。しかし中国人の「雲呑」というネーミングにはいつも感心する。「雲を呑む」だもんねえ…。ひじょうに美しい比喩。雲呑のとなりには柔らかく旨味たっぷりの叉焼。そしてシナチクとスープを埋め尽くすほどの万能ネギ。
まずはレンゲでスープを一口。「アチチィッ!」熱い。舌を軽くやけど。
割り箸を雲呑の間に差し込み、麺をたぐり出す。あれ?細麺だ。普通は平べったい麺がデフォルトで、注文の際にリクエストすると細麺にしてくれるんだけど…まあいいや。細麺も好きだし。
ここのスープは他に無い独特のもの。豚骨と鶏ガラをミックスしており、軽く白濁しつつも透明感のあるあっさり味。ムチャクチャ旨いという訳ではないのに、ある日また急に食べたくなる味なのだな。
雲呑はたっぷりの肉の中に強めの香辛料が効いているもの。なんだろう、漢方薬みたいな風味で複雑な味を作っている。好きと嫌いに分かれるかも。
いろんなパーツがそれぞれの個性を発揮しつつ、どんぶりの中でバランスをとっている。20年近く前から通っているが、それは今も昔も変わらない。
高尿酸値持ちの地酒星人ですが、最近けっこう節制してるんで、たまにはこんなのも良いでしょう。
【支那そば こうや】
新宿区三栄町8 TEL:03-3351-1756
11:30〜22:30 日・祝休
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コメント
確かに、むちゃくちゃウマイ!というものより
そこそこ安定している味の方が
たまにムショウに食べたくなりますよね。
でもラーメンは、ここ数年食べてないなぁ~。
一杯が食べられないから、ついつい避けちゃうんです。
さてさて、何かいいアイデアは浮かんだのでしょうか!
投稿: まき子 | 2005/07/01 12:10
ラーメン一杯食べられないって…。そんなに少食なんですか?
居酒屋レポートを読んでいるとそんな感じしないですが?(失礼。)
でも、満腹になると酒って飲めなくなりますから、つまみを少しずつ食べるのは良いですよね〜。少しずつ食べれば量を食べなくて済むし…。そうすれば出費もおさえられるし、健康にも良いし。良い事ずくめだ〜。
アイデアに関してはですね…。…今日も呻吟しております(無駄にカロリーを摂ってしまいました)。
投稿: 地酒星人 | 2005/07/01 14:47