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2005/07/10

四谷三軒はしご酒!(後編)

さて、後編です。

「萬屋おかげさん」の戸を開ける地酒星人および地酒星人の妻@松尾様の巫女。
okagesan8店主と店員の若い男の子の元気の良い声に迎えられる。予約はしていない旨を告げると一瞬の躊躇の後、快く場所を作ってくれた。今日は予約でほとんど埋まっていたらしい。
店に入ると正面の厨房をぐるりと半円に囲むようにカウンターが有り、右側に10〜15人ほどが座れる座敷がある。座敷は団体客ですべて埋まっていた。さほど広くはないものの、ひじょうに活気が感じられる。このお店は焼酎にも強いらしく、壁の棚には「佐藤」、「兼八」などの瓶が並ぶ。カウンターに落ち着いた後は、さっそく十四代の吟撰を注文。まだ開栓していない一升瓶を持って来てくれる。ここは正一合とグラスが選べるが、とりあえずグラス(きれいな切り子細工)で。
ひと口。「……ん〜、やっぱり旨い!」すべてにおいて高次元でバランスのとれている酒だな〜。
さて、つまみを注文。活〆本かわはぎ刺と鰹たたき土佐造り。かわはぎは肝醤油でいただくのだが、これは絶品だった。さっぱりしているが旨味のあるかわはぎを、肝醤油の風味が包む。素直においしい。鰹たたきもにんにくが効いている本格的な土佐風。こちらも旨い。単品としてももちろんおいしいが、酒のつまみとして素晴らしい。

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旨い十四代・吟撰とやはり旨いかわはぎ刺と鰹たたき。

その後、悦凱陣の亀の尾純米を一合でいただく。こちらは片口に入って来る。これも十四代の後に飲むとさらに特徴の際立つ旨酒。
横を見ると隣の上司と部下のOL二人組風と地酒星人の妻が燗酒について語っている。この人は酒が入ると俄然社交的になるのだ。
席が埋まりかけてきたところで、サクッと席を立つ。店主より名刺をいただく。
ひじょうに丁寧で気持ちの良い対応。そして手の込んだおいしい肴。このお店は繁盛するだろうな、と思いました。また来よう。
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お仕事中の店主・神崎氏。
ボケボケの写真でごめんなさい。



《萬屋おかげさん》
東京都新宿区四谷2-10松本館B1階
電話&FAX:03-3355-8100
営業時間:平日18:00〜24:00(L.O.23:30)
定休日:日曜日・祝日

次の店は、四谷三丁目の「地酒あさま」
こちらも銘酒を飲ませる店だ。週末のためか、結構混んでいる様子。二階席に落ちasama6着き、十四代本丸をグラスで注文。そして、おでんと焼き鳥という正統派酒のツマミを。この店は酒を抜きに考えると、ごく普通のどこにでもある居酒屋である。ツマミもそれなりにおいしいし、サービスもそれなり。内装にしても銘酒の瓶は並ぶものの、とりたてて特筆すべきものではない。しかし、冷蔵庫に並ぶ酒瓶を見た時、ただ者ではない事を酒好きの人なら知るだろう(こちらのサイトをご参照ください)。
もうこの時点でかなり酒がまわっていた地酒星人。やはり睡眠不足が応えたのか、もうトシなのか…?二杯目の飛露喜・特別純米は妻に手伝ってもらう始末。今年の飛露喜は良いらしいけど、酔っぱらっちゃっててよくわかんないや。まだ三合弱くらいしか飲んでいないんだけどなあ…。
o( _ _ )oショボーン

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ヒロキです。
酔っぱらってて、
味がわからんとです。






家に帰って寝ようと思い、早々に席を立つ。二代目店主・畠山氏に「今日は忙しくてお相手出来なくてすみませ〜ん」と詫びを入れられる。そう、この人の語りがここの店のある意味名物なのだ(その様子はこちらのブログでどうぞ)。また来ま〜す。

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お仕事中の畠山氏

asama8《地酒 浅間(あさま)》
新宿区四ツ谷三丁目7
Tel: 03-3355-2977
定休: 日祝
営業: 17:00〜24:00
   土曜は17:00〜22:00まで


いや〜、酔っぱらいました。

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コメント

いや~、2軒とも良いお店ですねぇ。
東京にはこういうお店がごろごろしているんですねぇ~~。
これじゃ~、飲まずにはいられません。
逆に田舎に住んでいて良い店が少ない方が、行きつけが出来て良いのかも。
こう良い店ばかりじゃ1軒には絞れませんね。
 
吟撰、酒米が山田になってからも相変わらず良いですね。
今年はまだ飲んでいません。
飲みたいですぅ。

投稿: みみず | 2005/07/10 10:39

近くに良い店はあるものの、仕事柄なかなか頻繁に行けないのがツライところです。
吟撰は旨かったですが、以前は山田じゃなかったんでしたっけ?よく把握していなかったです。(*^^*ゞ

投稿: 地酒星人 | 2005/07/10 12:18

うわー、きましたねー!
四谷三丁目!!
前編、後編ともに、とっても興味津々です。

それにしても、「B級グルメを愛してる」
の記事も、とっても笑えます!!
確かにウンチクも度と熱心さが過ぎれば
興味に変わるのかも。

投稿: まき子 | 2005/07/10 23:13

>今年の飛露喜は良いらしいけど、
>酔っぱらっちゃっててよくわかんないや。

>ヒロキです。
>酔っぱらってて、
>味がわからんとです。

ぶははははわははははははは。
この返しも(・∀・)イイ!

それはともかく、「あさま」の「造り語り」は一度体験してみたいですねー。
どこまで耐えられるか。自信ないですが。

投稿: 菱沼かれい | 2005/07/11 00:44

化け物だ!!なんていう日本酒が揃っているんだ!!恐るべし「地酒あさま」。
いや「萬屋おかげさん」だって、凄い品揃えだ。
こんな凄い店が目と鼻の先にあるなんて、羨ましい!!(と言うより、半分怒り)

しかし、あれだけの銘酒を飲むと、一体いくら必要なんだろうと思う、貧乏人でした・・・。

投稿: 山輝亭 | 2005/07/11 07:04

まき子さん
>「B級グルメを愛してる」の記事も、とっても笑えます!!
本職のライターさんらしくて、文章お上手ですよね。
いつか、まき子さんの目で見た「鈴伝」、「萬屋おかげさん」、「あさま」をレポートしてください。


菱沼かれいさん
いやあ、お恥ずかしい。
>あさま」の「造り語り」は一度体験してみたいですねー。
私も近い内に再度チャレンジしてみたいと思います。なるべく畠山氏の手が空いてそうな曜日を狙って。


山輝亭さん
>こんな凄い店が目と鼻の先にあるなんて、羨ましい!!
いやいや、それがなかなか行けないんですって!

>あれだけの銘酒を飲むと、一体いくら必要なんだろう
「あさま」はリーズナブルな店ですが、それでもあれらの酒ですからねえ…。恐ろしや、恐ろしや。

投稿: 地酒星人 | 2005/07/11 09:31

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