百々登勢 五年!
百々登勢(モモトセ)、純米の長期熟成酒の五年ものです。300mlの小瓶に入っており、熟成酒らしい琥珀色をしています。
開封してみます。香りは当然のごとく熟成香(ひね香)がします。しかしあまり強いものではありません。口に含んでみます。やはり鼻腔に抜ける熟成香と共に、強めの酸を感じます。予想した通りの熟成酒の味ですね。時折、酸の後ろ側に純米酒の持つ旨味が顔を出して来るのが新鮮でした。今までに飲んだ熟成酒で、そこまで感じた事が無かったからです。おそらく変な癖がつく事なく熟成されているのではないでしょうか?元々ひじょうに素直な酒質をしていたような気がします。百々登勢(モモトセ)、長期熟成酒のわりには“きれい”な酒だと思いました。
地酒星人は熟成酒のひね香が嫌いで、ほとんど飲まなかったのですが、最近少しづつ興味を持つようになりました。この「百々登勢」のようなスマートな熟成酒なら、たまには味わってみたいと思います。いやあ、だんだんと舌が大人になって来たという事でしょうか?ハハハ…(≧∇≦)! 世の中には長期熟成日本酒バーなるものも有るそうで、この調子ならそんな所へもデビュー出来るかな?などと思ったりして…。
それでも300mlの量を、本当にチビチビとしか味わう事は出来ていませんが…。
【スペック】
百々登勢(モモトセ)五年熟成酒 300ml/福光屋(石川県金沢市) 使用米:山田錦 精米歩合:65% アルコール分:15.5度 日本酒度:−4 酸度:1.8 アミノ酸度:2.15 価格:1200円 購入場所:高島屋新宿店 出荷年月日:04.10
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コメント
読んでいてふと思いついたのが、綾菊「特別純米」五年古酒です。もう飲まれましたでしょうか?自分の感想記事をトラックバックさせていただきますので、ご笑覧ください。
投稿: 明@由紀の酒 | 2005/07/07 07:03
長期熟成酒って、「当り・外れ」が激しくないですか?
「石田屋」「超吟」「日本の翼」を始めに知ってしまったので、その後の熟成酒は「ヒネ香」が強くて全く受け付けなくなりました。
まだまだ、舌が子供のようです(笑)。
投稿: 山輝亭 | 2005/07/07 07:18
明@由紀の酒さん
TBありがとうございます。綾菊の五年古酒は存在すら知りませんでした。記事を拝見しますとひじょうに良さそうですね。百々登勢はそこまでのレベルには達していないと思います。
山輝亭さん
>「石田屋」「超吟」「日本の翼」
すみません、全部飲んだことがないです(汗)。しかしキラ星のような酒ばかりですね。これらと百々登勢とは、おそらくジャンルが完全に違いますね(特に五年もののの場合)。でも最近、良いヒネ香と悪いヒネ香があるような気がしています。
>まだまだ、舌が子供のようです(笑)。
なにをおっしゃいますか(笑)。
投稿: 地酒星人 | 2005/07/07 20:16