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2005/06/13

小鼓・純米吟醸!

地酒を購入する際、地酒星人が主に利用しているのが地元・四谷の鈴伝ですが、四谷にもうひとつ良い地酒店があります。本塩町にある「舛屋」さんです。

kotsuzumiその舛屋で、先日手に入れたのが「小鼓・純米吟醸」。
以前から存在は知っていた酒ですが、なかなか飲む機会がありませんでした。ようやく試すチャンスが訪れました。小鼓はデザインが統一されたひじょうに美しいラベルが目を引きます。蔵元の美意識が感じられますね。
開栓。華やかさはありませんが、穏やかな中に気品の感じられる香りです。
口に含んでみます。角張ったところの無いスムーズな酒質です。しぼりたての生酒の筈なのに、この落ち着きはなんだろう?それどころか熟成感たっぷりな豊富な旨味さえ感じられます。香ばしいナッツ系の含み香が鼻腔をくすぐります。きわめてクリーミーな印象の佳酒です。先日飲んだ「悦凱陣」も同じ方向性の酒でしたが、こちらの方が熟成感があります。小鼓ってこんな酒だったんだ、とビックリしました。
………ところが、しばらくしてカラクリが判明したのです。裏ラベルを見ていると出荷何月日に目が止まりました。

「04.2.1」

…そうなのです。これは今年の酒ではなかったのです。
どうりで「しぼりたて」なのに絶妙の熟成を見せている筈です。恐らくは一年4ヶ月の間、舛屋の冷蔵庫で熟成を重ねていたのでしょう。ヒネる事もなく、うまい具合に味乗りがしたものと思われます。
よって、この酒の出荷当時の味はわかりません。わかりませんが、真っ当な作りがされているからこそ良い熟成酒になったのでしょうね。

【スペック】
小鼓・純米吟醸 生酒500ml/西山酒造場(兵庫県市島町) 使用米:兵庫北錦 精米歩合:58% アルコール度数:15度以上16度未満 価格:1070円 購入場所:舛屋(四谷) 出荷年月日:04.02

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コメント

京都・大阪・兵庫のお酒はあまり飲んでいないながらも、「口に合わない物が多く」敬遠しているのですが、『小鼓』は飲んでみたいリストに入っています。
自分の大好きな『小川酵母』にこだわっている蔵という事なので。

でも、『悦凱陣』と同じ方向性なんですね・・・。小川酵母は生きているのでしょうか?

店主判断で生酒を熟成させて販売するなんて、いい酒屋さんですね。羨ましいです。

投稿: 山輝亭 | 2005/06/13 06:13

ラベルに記入が無かったんですが、小鼓って小川酵母なんですか?
たしか出羽桜なんかが使っている酵母でしたっけ?

熟成が進んで「悦凱陣」に似て来ただけで、方向性が同じとは言えないかもしれません。これ一本しか飲んでないのでわからないです。

店主判断なのか、単純に売れてなかったのかは微妙なところですね(^^;)。結果として旨い酒になっているのでOKですが。

投稿: 地酒星人 | 2005/06/13 09:56

「小鼓」、懐かしいですね。
以前はなぜか近所の酒屋で「しぼりたて」だけは扱っていたので、
毎年の定番でした。
コクのある濃醇な旨みが印象に残っています。

「しぼりたて」につられて飲んだ「火入れ」は、
淡麗系だったような気がします・・・・・・・

投稿: みみず | 2005/06/13 12:49

しぼりたては濃醇で、火入れは淡麗ですか…。
「小鼓」としての味の方向性は決まっていなくて、個々の仕込みによって変わるタイプの蔵なんでしょうかね。そういう感じですと、どうしてもファンが付きづらい気がしますね。
山輝亭さんのおっしゃるように小川酵母にこだわっているのなら、味の共通性が出て来そうな感じですが…。いずれにしても、これしか飲んでいませんのでわからないですね。

投稿: 地酒星人 | 2005/06/13 15:27

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