獅子の里・超辛口!
獅子の里・超辛口。純米酒である。
「村祐」を飲んでいたら、反動で辛口の酒を飲みたくなってしまった…。
どれにしようかと迷ったが、飲んだことのない「獅子の里」に決定。山頭火の句と秋山厳氏の版画の渋いラベルが印象的。
香りはほとんど無いが、ごくわずかに柑橘系の香り有り。飲んだ印象としては、スッキリした真っ当な辛口酒という印象。嚥下するのと同時に舌の両脇に強めの辛みを感じるが、純米酒の為かピリピリしたものではなく、好ましい印象。
燗をつけると、香り・味とも増し、ふくらみが出る。キレが良いので杯がすすむ。
地味ではあるが、キチンと作られたバランスの良い辛口純米酒だと思いました。
地酒星人は芳醇旨口の香り立つ生原酒系を好むが、たまにはこんな酒でしみじみ飲むのも良いものです。
【スペック】
獅子の里・超辛口720ml(石川県江沼郡山中町) 原材料名:米・米麹 アルコール度数:15度 使用米:五百万石 精米歩合:60% 価格:1400円くらい 購入場所:鈴伝(四谷) 出荷年月日:05.02
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コメント
獅子の里、あのフクロウの絵ラベルが気に入って、
(中身じゃないの?)
よく買っていました。
最近はちょっと遠ざかっているのですが、
優しい飲み口が特徴だったような印象があります。
愛山も出しているのでまた飲んでみたいと思っているのですが、
飲みたいお酒が多すぎるんですよ。
投稿: みみず | 2005/06/04 10:33
そうなんですよ、飲みたい酒が多過ぎるんですよ。
あちこちで今度飲んでみたいと、何度書き込みしている事か。それを本当に実行したら、今年飲む酒はほとんど決定、みたいな感じです。
そんな場合、この獅子の里のような地味系の酒は、後回しになりやすいですよね。良い酒ではあるんだけど。
投稿: 地酒星人 | 2005/06/04 11:05
TBありがとうございます。
「超(大)辛口」標榜酒を4点ほどTBさせていただきました。
こうして並べてみるとですよ。超辛口系は自分で注文して飲んでいるわけではないなあ、と思い知るわけでございます。
超辛口をしみじみ飲み比べる会があってもいいですね。(地味か。というより人来ないか。)
投稿: 菱沼かれい | 2005/06/04 16:11
菱沼かれいさん、コメントありがとうございます。
そうですね、超辛口って何故か地味ですよね。今回のように「村祐」の反動だったりしないと、中々手を伸ばさない自分でもあります。
春鹿とか刈穂、超辛口とは銘打たないものの三千盛とか、今まで飲んだ中でも良い酒がたくさん有りましたが…。
投稿: 地酒星人 | 2005/06/05 01:57