雪中梅 本醸造!
ひじょうに高名だが、縁の無い酒というものは有るもので、地酒星人の場合、この「雪中梅」がそれにあたる。
法外なプレミア価格で置いてある大手スーパー以外では酒販店で目にした事が無かったし、居酒屋でも注文をした事がなかった。あるいはたまたま雪中梅を置いていない居酒屋でばかり飲んでいたのかもしれない…。先日訪れた溜池の「鈴木三河屋」さんで見かけてすぐ購入して以降、不思議なもので他のお店でもたてつづけに目にするようになった。人生なんてそんなものである。
さて、「雪中梅 本醸造」。噂にたがわぬほんのりと甘口な酒であった。「八海山」や「〆張鶴」など、他の新潟酒とは一線を画す。キレで勝負の酒ではないらしく、嚥下した後でも酒の風味が口中に残るが、やさしい味なのでさほど嫌な感じはしない。ひたすら甘く優しい癒し系の酒である。まるでクマのプーさんのようだ。
燗をつけてみる。するとちょっとした変化がやって来た。甘いのはそのままだが、甘さの裏に隠れていた辛さが顔を出し、甘辛のハーモニーが奏でられる。端麗辛口の辛さとも少し違う自己主張のある辛さだ。それだけ懐の深い酒であるという事だろうか。
今度は他のグレードにも挑戦してみたい。
【スペック】
雪中梅 本醸造720ml(株式会社丸山酒造場・新潟県上越市) 精米歩合:63% アルコール分:15度以上16度未満 製造年月日:05.04 価格:1418円 購入場所:鈴木三河屋(港区赤坂)
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コメント
雪中梅、いわゆる新潟の幻系の中では一番の好みです。
おっしゃる通りほんのりした甘みが、
心地よくゆったりした気分になります。
近くの酒屋で取り扱いがあるので、
一応全種類飲みましたが、
本醸造、特別本醸造辺りが一番安心して飲めます。
純米は一時ひね気味でしたし、
吟醸は私の貧乏舌では本醸造と大きな違いは感じられません。
投稿: みみず | 2005/05/14 06:39
みみずさんがお付き合いしている酒屋さんは良いお店なんでしょうね。今でこそインターネット通販が発達していますが、以前は近くにある酒屋が扱っている銘柄によってその人の地酒人生はある程度決まっていたと思うんですよ。
それはともかく、そうですか、純米・吟醸はそうでもありませんか。なんか新潟の酒ってそういう傾向があるような気がしますね…。
投稿: 地酒星人 | 2005/05/15 01:12