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2005/04/01

酒は会津の大名物!

「酒は会津の大銘物、飲むほどに酔うほどに甘くなる…。」
浅田次郎が新選組を描いた名作「壬生義士伝」の中で、老人となったハードボイルドな斎藤一が、過去を振り返りながら感情を昂ぶらせ、酒をあおって言う台詞である。後半生を会津人として生きた斎藤だからこその、様々な意味を持った言葉ではないか。

先日、四谷鈴伝で入手した会津若松・鶴の江酒造の純米酒「会津中将」。
無濾過初しぼり生純米原酒である。会津中将というのは、江戸時代に会津藩主が代々受け継いで来た官位。
幕末。乱れた京の治安を回復する為に会津藩は京都守護職に就くことになり、その事が戊辰戦争での会津の悲劇につながる。
新選組はこの会津藩の御預り(現代でいえばアウトソーシングか)となり、九代藩主・松平容保の下、市中の治安維持に活躍する。
その会津藩主の役職をその名にいただく「会津中将」のインプレッション。

開栓初日は非常に固い印象だった。香りは控えめ。原酒の強さが際立つ飲み口。
純米酒らしい米のうまみが味の中に見え隠れするものの、そのまま消えて行く。
キレはいいので、つまみと一緒に楽しむ食中酒としての適性を感じた。
それが、三日目あたりから変化する。(日本酒、特に生酒はこの日々の変化が顕著。)飲み口が柔らかくなって来て、米のうまみが強く出始める。
いわゆる旨口の酒となった。つまみのいらない酒なのだ。香りも立ち始める。鈴伝ではあまり見かけなかったこの酒だが、非常に良い酒とみた。まだ完飲していないが、さらに変化の予感。
(ちなみに基本的に冷蔵庫保管です。)

会津にはこの他に「飛露喜」や「天明」など、最近の地酒界をリードする、小さいが意欲的な蔵がたくさんある。 やはり「酒は会津の大銘物」…か?

【ヒトコト総評】会津人らしい誠実さとしっかりした作り。日々変化して行く旨口の酒。原酒の強さは中野竹子のよう(戊辰戦争で娘子軍を率い薙刀で戦った女剣士)。☆☆☆
【購入先】四谷鈴伝 ¥2800くらい(忘れました)
【スペック】会津中将 無濾過初しぼり生純米原酒 鶴の江酒造(福島・会津若松)  使用米:五百万石 精米歩合:60% 日本酒度:+2 酸度:1.7
出荷年月日05.03

aizu

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